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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■友だちから鬱に気づかされる
昨日、わたしにとって大切な友だち数人と会って、いろいろ話した。
そしたら、気がついた。
わたしは、(薬のせいとかじゃなくて)抑鬱状態に陥りつつある、ということ。
どうして、肯定的、受容的に接してくれないのだろう。
それは、わたしもそうなってしまっているからか。
……そうかもしれない。
ややこしい理屈みたいになってしまうけれど、
わたしは「わたしのことを受け入れてくれない」相手を「受け入れられない」のだ。
共感からスタートすること。
「そうだよね、うんうん、それわかる!」
人それぞれに表し方はあるだろうけれど、そうやってお互いに共感し、受け入れあうこと、
それは人間関係を築いていく上でとても大切なことなのではないだろうか。
「いや、そうじゃなくて……」
なぜそこからしか返事ができないの。
よくよく聞けば同じことを言っているのに、なぜ細かい差異にこだわるの。
なぜ本当は自己肯定しているのに(ていうかそうでなければ誰も生きてはいられないと思うのに)
自己否定にしがみつこうとするの。
なぜ、わたしのありのままを受け入れてはくれないの。
なぜ、わたしのむかしの歌を否定するの。
それだって、わたしの一部なんだよ。
わたしにとっては大切な、わたしがわたしであることの証しなんだよ。
それを受け入れてくれないのに、新しい歌を作ろうと言われても、
わたしにはそこから先へ進むことはできない。
そんなことを言うやつは先へ進むことを放棄しているやつだ。
ああ、こういうやつは変われないんだな、と思う。
……という、その言葉にわたしは脅されているような恐怖を感じてしまう。
でも、あなたの方法論だけが唯一の正解なの?
わたしは、自分の音楽さえも信じられなくなってきた。
それは、あなたが自分でも知らないうちにわたしの音楽を否定したからだ。
それが全てではないだろうけれど、そのことがわたしにはとても大きなショックだ。
しばらくは、歌いたくない。
03月01日(月)
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