ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■サダム・フセイン逮捕(アムネスティ発表国際ニュースより)
あえて全文を転載します。
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アムネスティ発表国際ニュース
(2003年12月15日)
アムネスティ日本 info@amnesty.or.jp
http://www.amnesty.or.jp/
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イラク:公正な裁きのみがイラクの未来に貢献する
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AI INDEX: MDE14/183/2003
アムネスティ・インターナショナルは、戦争犯罪や人道に対する罪をはじめとする
大規模な人権侵害について糾弾されているサダム・フセインが拘束されたことを
歓迎する。国際基準を満たした、公正で独立した裁判が今こそ重要である。
「この裁判の行方は、イラクの将来、そして法の支配がどこまで尊重されるかと
いう点で重要である」とアムネスティ・インターナショナルは語った。「真実が明ら
かになることは重要だが、同時に法的正義が行き渡ることも大切だ」
どのような法廷がサダム・フセインやその他の者を裁くにせよ、公正でかつその
ように認められるべきである。法廷は適正であり、独立性を保ち、かつ公平で
なければならない。また、公正な裁判のための国際的な安全網(セーフガード)
に合致した手続きをとらなければならない。
「サダム・フセインが告発されている人権侵害の深刻さと規模は、同時に、
サダム・フセイン自身を、疑問の余地がないほど公正な方法で裁くことの重要性を
強調している」「前イラク政権による重大な人権侵害が引き起こした数十年にわたる
数え切れない被害者に応えるには、それ以外にはない」
イラク統治評議会は12月10日、サダム・フセインその他を裁くためのイラク特別法
廷の設置を発表した。法廷規程によれば、判事と検察官はイラク人の予定だが、
「統治評議会は規程の適用範囲にある犯罪について経験のあるイラク人以外の判
事を任命することができる」
アムネスティ・インターナショナルは法廷に非イラク人が含まれるという選択肢
が十分に検討されるよう求める。イラクは強い法的伝統を持っているが、戦争犯罪
や人道に対する罪などの複雑な犯罪のための起訴はこれまでなかった。そのような
法廷をイラクに設置するということの重要性はあるだろうが、一方で、きわめて政治
的な流れが強い中で、検察と判事の独立性と公平性が保証されているかについて
は明確ではない。
この法廷は、イラクの市民社会との開かれた協議もなく、また、似たような状況の
経験を持つ国際的な法の専門家からの助言も受けないまま設置された。しかし、同
法廷はまだ是正する余地がある。
「連合軍暫定当局とイラク統治評議会は、最善の法廷が選択されることを保証す
るために、他国で似たような経験を有する国連の専門家に呼びかけるべきだ」とア
ムネスティは語った。「そうした水準に満たないような法廷では、イラクだけでなく
世界中の司法にとって大きな損害となるだろう」
アムネスティにとって、死刑が特別法廷において除外されていないことも重大な懸
念である。サダム・フセインその他の者の法廷が、復讐の過程とするべきではない。
連合軍暫定当局は死刑を一時停止しているが、アムネスティは永久廃止を期待して
いる。
「占領軍の代表部が、この時代遅れで非人道的な罰を永久に終わらせようとせ
ず、イラクにおける死刑について支持あるいは中立の立場を公言していることは非
常に残念だ」。
前イラク国軍最高司令官として、サダム・フセインは戦争捕虜であり、それに従っ
た取り扱いがなされなければならない。そのような取り扱いには、赤十字国際委員
会の代表との迅速な面会も含む。他の犯罪被疑者と同様、サダム・フセインは、拷
問を受けず、公正な裁判を受ける権利など、国際法にもとづいたすべての関連する
安全網(セーフガード)が与えられる。
アムネスティ・インターナショナルは、サダム・フセインの医学的検査が放映され
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12月16日(火)
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