ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「ジェンダーフリー教育反対」だと!?
★1・「ジェンダーフリー教育反対」は不採択(東京・国立)
★2・こんなことやってると



★1・「ジェンダーフリー教育反対」は不採択(東京・国立)

世の中には「反動」というものがあるのだなあ、とつくづく感じないではいられません。
まあ、既に「不採択」になってしまった陳情について、今ごろになってからああだこうだ言うのもバカっていうか卑怯っていうか、そんな気もするのだけれど。

あえて陳情書を全文転載します。
ただし、会津はこの陳情書の趣旨には真っ向から反対であることも、はっきりと付け加えておきます。
途中にちりばめられている、教育について確かにもっともだと思われるあれこれのことと、この陳情の醜い趣旨をごっちゃにしないよう、十分注意が必要だと思いました。
なお、途中この色で書かれている文は、会津がチャチャを入れているものです。

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陳情第13号
平成15年8月25日

国立市議会
議長 高島美秋 様

大町晋
(外604名)
国立市立小・中学校におけるジェンダーフリー教育を取り止め、
男女混合名簿の廃止を求める陳情。

陳情の要旨

 多摩島嶼地区教職員組合支部の記録によると、国立では20年前から一部の教職員の間で、男女の性別解消を志向した、男女平等教育が行われていたと言うことです。

 そのようななかで、教職員は「性教協」の主催者山本直英氏をはじめ、フェミニズム主義者を講師に招聘して、講演会・学習会が開催されて、フェミニズムの学習が行われ、ジェンダーフリーの思想が国立の教職員の間に広まっていったと言われています。

 そして、男女平等教育手引作成委員会が結成されるに及んで、ジェンダーフリー推進論の教職員が積極的に参加し、それらの教職員の主導のもとに、「国立市男女平等教育指導手引」が作成されました。

 そのため指導手引は、ジェンダーフリーの思想で一貫しています。

1、ジェンダーフリーの問題点。

 ジェンダーフリーは一般社会で、十分合意形成された概念ではありません。フェミニスト(女権拡張主義者)は、男女の性別は、社会的、文化的につくられたものであるから、社会制度や文化を解体しなければ、真の男女平等は実現できないと主張しているのです。そして男女の性別解消を志向し、「女らしさ」「男らしさ」を認めず、女と男を同じに扱えと言う過激な思想であると言われています。

(フェミニストが「すべての社会制度や文化を解体しろ」と言っているような書き方をしているけれど、会津はそんな言い方は聞いたことないし、フェミニストがそんなことを望んでいるとも思わない。
陳情者はあまりにも乱暴で「暴力的」ですらあると思う。無知は暴力だ。)

 また、男が「世帯主」になっていることや、妻が夫を「主人」を呼ぶことは、男女の序列化、優位制、上下関係が「家制度」のなかに根付いているからであるとして、今後「戸籍」の在り方を検討しなければならないとしています。

 その根底には父性(父親らしさ)母性(母親らしさ)を認めず、「家」を否定し、家族も解体する思想が潜んでいると言われています。

(これもひどく短絡的な決め付け。
家庭や父性・母性を尊重するには、戦前の旧民法から引きずってきている「家制度」の名残と思えるような慣習的な縛りは、むしろ有害であると思う。
いちばん良い例は、戦後民法が改正されたにも関わらず「おまえは長男だから」と言われて育てられた男性には、社会適応に失敗している人がかなり多いように見受けられるが。)

 今日子供たちの心が重く病み、問題行動が危機的局面を迎え、家庭教育の充実が強く求められている時、ジェンダーフリー教育によって、家庭を不安定にするようなことになれば、子供たちの健全な育成は期待出来ません。

(家庭教育の充実は、上記のような「家制度の縛り」によっては決して充実することはないと思う。
旧制度からくる慣習にあぐらをかいて、社会の変化にまともに対応することができなかったからこそ、子どもたちの問題行動などに顕著に表されるような家庭崩壊が深刻化しているのではないか。)


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09月26日(金)
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