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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■記者会見

ここに記者会見の様子をレポートしよう、と思うのだけど。
実は、事実を正確に描写するのはぜんぜんヘタクソなので、いろいろと食い違うことを書いてしまうかも。
でも、記者会見の様子などを書こうと思う。
だって、こんな体験、生まれて初めてだったから、面白くてしょうがないんだもん!
では、気分次第のレポート、はじめ〜。

★午後1時
静岡市役所本館にある「議員控室」に集合。
初めて来てくれた人もいて、感激!
まだ正式に「会員資格」とか「入会手続き」とか決めてはいないけれど、
「臨時?」も含め、ここにいるのが今日現在の『GIDしずおか』のメンバー。
(残念だけど、人数も明かせません;
「なん人いるっていうことは、誰と誰と誰で……じゃああとは○○さん?」とか
憶測されてしまうのが嫌なので)

これからの段取りを打合せているうちに、「外にけっこうたくさんのマスコミがいるよ」と言われ、
人前に出るのにかなり慣れてるわたしとしても、さすがにキンチョーしてきた。
それで、打合せに時間がかかってしまってるのが気になってきてしまった。
(後から考えてみると、あれは同じ日に審議されていた「報酬審議会」のほうの取材陣だったのでは?)

★午後1時??分
みんなで陳情書を渡しに、議会事務局へ。
にこやかな雰囲気の中、陳情書の提出。
事務局長の方がわたしの手から陳情書を受け取ってくださった。

★午後1時45分ごろ〜2時
そのまま新館の8階(えーっと、確かそれでよかったはずだけど……)にある「記者クラブ」へ行き、
記者会見の開始を待つ。
でも、なんだか段取りが早く進んでしまったようで、
しばらく待たされることに。

ううう、こういう時、困る。
わたしは鬱状態になって以来、人を「待たせる」ことはあっても、
自分が人や時間を待つ、ということをほとんどしたことがないのだ。
(つまり慢性的な「遅刻魔」なんです、わたし!!(号泣)

★午後2時〜
記者会見、スタート。
なんとか「陳情の趣旨」を説明……して……あららら??
なんだか、言ってることがその先の「陳情事項」に移り変わってしまった?
実はこのあたりから、本人としては事実上「しどろもどろ」になってきちゃったのです(-_-;

でも。

わたしの脳裏を、「顔も名前も出せないし、参加できない」と言った当事者の顔や言葉がよぎった。
わたしは、そのことを言い出した。
はっきり言って、そればっかりしゃべりすぎたかもしれない。
でも、そういう人たちがまず生活しやすくなるようにしたい、というのが、
実はわたしの本音なのだ。

わたしは、(はっきり言って)自分の果たすべき責任さえも中途半端にして、
お気楽にしてしまっている。
なかばあつかましく、自分の顔も名前も人前にさらけ出して平気な(^^)をしている。
あら、「顔」と打ったら変換が「(^^)ニコリ」になっちゃった。
まあ、お気楽にしてるからそれでもいいや。

でも、余計なお世話なんだろうけれど、
わたしは「世の中には完全に隠しとおして生きたい」と言っている当事者の気持ち、
少ししかわからないのかもしれないけれど、不憫で仕方ないのだ。

もしもわたしだったら。
わたしは自分の性のことを、心の奥底に、かなり厳重な梱包をし、しまってから鍵をかけて
その鍵を飲み込んでしまった、みたいに生きてきた。
「これは自分の心の中のことだから、自分からばらしさえしなければ誰にもゼッタイにわかりはしない。
神さまだってだましとおせる」
とまで思って生きてきたのだ。
……でも。
けっきょく、わたしは隠しきれなかった。
とうとう、自分の本来の性で生きるしかないところまで、追い込まれてしまった。
(無理してお給料のためにやったこともない高度な内容の仕事に手を出したりするんじゃなかった。
いくら「家族のため」だからといって、自分の人格が壊れてしまうまで自分に負担をかけてはいけなかったのだ)


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06月03日(火)
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