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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「ホネパス」 CGI NHK『クローズアップ現代』

★1・ホネパス(再び)
★2・↑の記事の動機
★3・CGI
★4・クローズアップ現代(NHK番組)で性同一性障害が


★1・ホネパス(再び)
オハヨー……(+_・)<寝惚け眼
久しぶりに「起きぬけ原案帳」だわ。

今、すごい怖い夢を見た。
私の髪の毛が無残にも短く刈り込まれて、
なんと
「パンチパーマ」
になっているのだ。
そうしてそれを、ご本人こそがパンチパーマの「昔の彼」が
「おまえ、なんでそんなことしちまったんだ」
と詰っている。
「わたしの髪の毛切っちゃったのはあんたじゃないの!?」
という激しい疑念を抱きつつ、
その一方で
「あー、これからはしっかりしたウィッグを使わなくちゃいけないんだ。
せっかく伸ばしたのに、ひどいなぁ……」
と、妙に冷めた判断をしている自分がもどかしかった。

で……

さて。

このところ気になっていることがある。
「人は他人の性別をどうやって見分けているのか」
ということだ。

で、そのことをここに書こうと思って記入欄を開けてみたら、
「ホネパス」という言葉はもう前に使っている。
あうう、こりゃいよいよ「原案帳」も
全文キーワード検索できるようにするしかないわ、
と思いつつ、も一度そのことについて少しだけ書いてみようと思った。

人は(または少なくとも私は)、多くの場合、
他人を見てほとんど瞬時に性別を判断してしまう。
自分でも「なんでこんなにすぐわかるんだろう?」と思うほど。
それは、どんなに髪の毛が長くても、
どんなにきれいにお化粧していても、
どんなにボインでも(というのは私よりもおっぱいのある男性ってけっこういるから)、
なぜか「あ、この人男だ」とわかってしまうのだ。

私の場合、よく言われるのは「手」。
ええ、ええ、そりゃそうでしょうよ。
私の手は「職人の手」。
だてに27年もベース弾いてないわよ。
って、そうじゃなくて、私の手の雰囲気は、もう小学校の高学年くらいから
いかにも「男でっせ〜〜!!!!」と大声で自己主張しているようなかたちなのだ。
まあでも、おかげで握力はあるし
ピアノで1オクターヴと3度(5度じゃないのがめっちゃ悔しいけど)届くし、
何かと使えるヤツなので、「切り落としてしまいたい」とまで思ったことはない。
でも、この手のせいで「実は男」とバレることもあったりしたので、
たまにそれをネタに男性ホルモンを呪ったりするけど。

でも、手以外にも、私の顔はあんまり男っぽくないとはいえ、
目の上の「ひさし」がちょっと男っぽいなあ、とか、
体形もすごくがっしりしているわけではないけど肩幅があるなあ、とか、
肩幅よりも胸板の厚さが問題かも(声楽やってたこともあり、
けっこう肺活量とかには自信があったりする)、とか、
……

って、これ、ぜんぶ「かたち」を決めてるのは「骨」じゃん!

おそるべし、「男性ホルモンシャワー」。
女の子の丸い体形が女性ホルモンによって形成されていくのと同じように、
私の体形は、生後十数年〜二十年をかけてそれなりに男っぽくなってしまっていたのだった。
まあ、学齢期に鍛えてがっしりした体形になってなかったから、
それは良かったと思うけど。
(だから青年期の私は生きていられたのです(-_-;)

たぶん、私が見てとっさに「あ、この人MtF」と判断してしまったりするのも、
「骨格」を見て決めているのだろうと思う。

ということは。
逆にいえば、たとえば私が女らしくなってきた、というのは
「骨以外」の部分で、たとえばお化粧ちゃんとしてるとか、
いくらか脂肪のつき具合が女性的になってるとか、
そういうところを言うのだと思う。

つまり、暗がりで私のシルエットだけ見たら、
表面のお化粧とか髪の毛長いとかを差し引いて見られるので
ほとんど「男」としか判断されないのではないか、ということになるのだ!

あうう、いやだ、いやだよぉ。

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05月11日(日)
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