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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■総合病院にてGID診療 戸籍について
(午前中から起きてます)
★1・地元でのGID医療
★2・戸籍についての私の考え
★3・ついでに「9条解釈」
★1・地元でのGID医療
@ケータイ
今、地元の総合病院で、形成外科の受診が終わり、耳鼻咽喉科にかかるところです。
(渡り廊下の途中ならメールも許されるかな?と思って)
で、びっくり!
つい先週の土曜日にGID研究会で紹介された
「膣拡張器」
の現物が、目の前にあるじゃないですか!?
はっきり言って、お祭りの夜店でたまに売ってる「ピョコピョコガエル」と
似たようにしか見えないモノがなんで4000円もするんじゃい、
という気もしないではいけれど、
まあ需要なんか極めて少数のロットでしか作らないと思うので、
このお値段でも仕方ないか。
正式注文の手続きが済んだら再度連絡をもらう、ということで今は一旦お引き取り。
全て順調
except for 診察券の性別
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★2・戸籍についての私の考え
(帰宅後)
やっぱり、戸籍の性別も変更したい。
考えてみたら、私もう実家からは「分籍」してるので、
弟にも特に迷惑はかからないじゃないの。
あとは、ついでに「長男/次男/三男……」「長女/次女/三女……」という
きょうだいの序列と性別をごっちゃにした言い方を
やめてくれればいいのに。
戸籍法変えようよ。
日本には確かに、欧米、たとえば英語圏みたいに
「きょうだいの序列を言い表さない」ということはせず、
何番目の男か女か、ということを明確に言う言い方が
長くてここ数百年程度は「文化」として定着していたようだけれど、
(でも「日本語には『もともと』そういう文化がある」と勘違いしてはいけない;
たとえば『もともと』っていつ頃からのお話?)
現代の日本社会ではほとんど実質的な意味合いを持っていない。
にも拘らず「そういう文化がある」という「気がする」のは、
実は順番があべこべで、
「戸籍法が現行の内容になっているから、それが文化に縛りをかけている」だけ。
たぶん、いわゆる「田舎」の「長男が後継ぎ」なんていう風習も、
戸籍法を改正すれば長くて50年以内にはきれいに消えてなくなっていることでしょう。
今は専ら、親の老後を子の誰も見ないようになってしまいそうな家族で
「それでも長男/長女だから……」と
ヘンな言い訳に利用されるのが関の山。
そんなものを後生大事に保存しておくのは、
多くの家族の悲劇を起こすことはあっても
その逆はありえない。
なぜ私がこんなに、感情的とも言えるほど現行の戸籍法を攻撃するかといえば、
一つは確かに私自身が父から「おまえを長男として育てる」といって
魔術のように「恨みの連鎖」を着せられてしまったから、ということもあるけれど、
もう一つ、……
同じように父から「恨みの連鎖」を着せられ、
私以上に強い抑圧を受けて育った挙句に
父よりも早く死ななければならなかった、
私のいちばん上の兄の無念が言わせているのかもしれない。
あ、↑書いてから気がついた。
具体的に言う時は兄/姉、弟/妹、というのは
英語にはなく日本語にある便利な表現だと思う。
けれど、法律にそれが書いてある必要があるのか。
私は強く主張したい。
戸籍法は「第一子/第二子/……」などと、性別を含めずに
序列だけ書いていけばいいと思う。
序列、というより「生まれた順番」。
だって、それは「事実」でしょ。
もしかしたら「認知」とかの面で何か役に立つかもしれないでしょ。
でも、たまたま「いちばん最初に生まれた男子」だからといって
法律上何か特別な権益だの責任だのを付加されるようなことがあるのか。
少なくとも、現行法にはない。
だったら、「長男/次男/……」という言い方は止めろ。
それで苦しめられた日本人は、私だけではないはずだ。
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03月26日(水)
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