ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■分析的な「性」 叩きは許さない
★1・「性」を分析してみる
★2・「攻撃性」「暴力性」と性差
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★3・その後。
★4・不安


★1・自分の「性」を分析してみました
杏野丈ホームページ掲示板に書いたけど、
内容はそっくりそのままここに書いて良いと思える内容。

キレイに項目立てのとおりにいくわけじゃないのかもしれないけれど、
私の場合:

1) 体の性(生物学的性):
 調べてはいないけれど、子をもうけることもできたことから
 まず間違いなく「XY」を持ち、正常な「男性」としての機能を持っていたと思われる
 しかも、少し異常なほど早熟だった(第二次性徴の発現は8歳くらいから?だった)

2) 心の性(性自認):
 アイデンティティ全般が揺らいでいた(もしくは今でも揺らいでいる?)ので
 はっきりしない(音楽にアディクトしていれば男でもいい、などと思っていた)
 ただ、幼少時から「女性または中性に戻りたい/なりたい」と思っていた
 これは1)の「異常なほど早熟」ということに対して強い違和感・不快感を持っていたためと思われる

3) 「らしさ」の性(性役割):
 男の体を持っているのだから、男らしくするのが当たり前、と思う一方で
 その男らしさが最小限であってくれれば、と思っていた(一種の「ダブルスタンダード」?)
 30代に入って髭が濃くなってきて、このままだと頭髪が薄くなりそう、と思ったら
 急激にそれらが耐えられなくなっていき、焦りを感じるようになっていった

4) 好きになる性(性指向):
 小学校の頃は1年生から6年生まではほぼいつも、女の子に対して「誰々ちゃんが好き」と思ったり言ったりした
 相手はだいたい2年ごとに移り変わっていった
 今思うと、自分の姿を投影しようとしていたのかも、と思う
 中学に入ってからは
 男性も好きになったが、その一方でそういう自分の指向性を嫌悪していた
 (ホモフォビアっていうんですか、そういうの? 今はそんなふうには思わないけれど)
 中学〜高校の頃は「自分はホモだ、周囲にばれたら生きてはいけない」と思っていた
 その割には正々堂々と好きな相手に言い寄ったりしていた(これも「ダブルスタンダード」?)
 高校卒業後、女性を愛そうと努力し、それは達成されたかに見えた
 ただし「これはレズだ」「本当は自分は女」などと考えないと
 女性とのセックスはできなかった
 まとめると「バイセクシャル」ということになるかも(「ダブルスタンダード」と連関あり?)
 現在は男性が好き、ということを健全に受け止めている


たまには自分の「性」を分析的に考えることも必要かもしれない、と思います。
私自身、今考えながら↑のように書いてみたら、
けっこう前に分析してみたのとは違うな、と思うし。
分析している今の自分の状態がわかる、というのも有益だと思います。


まあ、現実の恋愛感情の中では、そんな分析的に「性自認がどうで性指向はこうで」なんて
屁理屈こねてる余裕はないのかもしれませんね。
恋愛の当事者にしてみれば、ある人を愛している、という気持ちを大切にしたければしたいほど、
その気持ちに余計な理屈はつけたくないものなのかもしれません。

好きなものは好き。私という身も心も、しっかり抱きとめてほしい。
理屈抜きでそう思えるようになった自分自身に、誇りを感じます。
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★2・「攻撃性」「暴力性」と性差
以下も「杏野丈ホームページ掲示板」に書き込んだもの。
こちらをご覧になっている皆さんも、もしもよかったらご意見を。
調子がよければ落ち着いて受け止められるかもしれないので、
辛口のご意見も歓迎……します、できると思う、たぶん……ま、ちょっと覚悟はしておけ(by さ○ま○し(^^;)
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[4261] 「攻撃性」「暴力性」について 投稿者:あいづ 投稿日:2003/01/20(Mon) 10:59


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