ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■朝の夢……「悲しい」の素
[12:11 02/09/19]。今起きた。
夢を見ていた。
内容はもう、ちゃんと覚えていない。
(ていうか、薬のせいで記憶力が落ちている)
↑薬のせいにばっかりするなよ>自分
ただ、家族が全員揃っていたのを覚えている。
私は悲しくて、泣いていた。
他の家族は私をなだめてくれていた。
家族……死んだ兄もいた。父も、母も。
お姉ちゃんも。二番目のお兄ちゃんも。
ああ、そうか。
私が泣きながら訴えていたのは
「お願いだから、みんな仲良くして。
争いあうのはやめて。
そうやって争うのを見ていると、私は悲しいの」
ということだったのだ。
私の人格障害だかACだか、ていうのは
そういうことだったのかもしれない。
私は、腹違いで私が生まれた時にはもう自立して
よそで暮らしていた兄たちも含めて、
家族全員が仲良くしてほしかったのだ。
兄たちと父はいつもけんかばっかりしていたり、
父が母とか私とかをがみがみと叱ったりする、
そのことが、
悲しくて悲しくて、仕方なかったのだ。
私はその悲しみを、夢で初めて自覚したのだ。
目が覚めてもこの夢を覚えていて、
本当に良かったと思う。
夢の感情―悲しい―を覚えていて、本当に良かった。
09月19日(木)
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