ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■萩尾望都の新作 「花」のつく作家 花火 ユニットライブ5.5のお知らせ

★1・萩尾望都の新作
★2・「花」のつく作家
★3・花火
★4・今日やったこと
★5・ユニットライブ5.5のお知らせ


★1・萩尾望都の新作
「月刊フラワーズ」9月号掲載
萩尾望都『バルバラ異界』

わぁ〜お。
なんかヘンな叫び声が出てしまう。
萩尾望都、新作。
で、でも、でも。
ううん、「やっぱし」というか。

お話がまるっきり「夢の中」そのまんま、という感じ。
すごくリアルに描かれているのに(絵としての描写もそうだし、
キャラの作り方とか行動の描写もそう)
まるで全体がぼわあっと夢の中みたいで、
設定もなんだか「後から考えるとおかしなことだらけ」
という感じでスタート。

モー様、まさかこれも「長期連載」に……??
いやいや、それはないでしょう。……たぶん。
(よくよく見ると、8月号の「予告編」では「前編」と紹介されているのに
実際に9月号で掲載されたトビラページには「その1」って書いてあるぞぉ??
これは「前後2回」じゃなくて「3話以上続く」ということでは?)

ちょっと穿った見方をすれば、
前作『残酷な神が支配する』があまりにも
「リアル」
だったので、リアルさゆえにたまってしまったストレスを発散したくて
こんなに「スーパーリアル」……っていうか
「シュールな」(@語源はsurrealisme<仏>シュルレアリスム)
お話を描き始めたのでは?

「でも」と「やっぱし」の間で揺れ動く私の感想は、
何回か読み返しても未だに設定がよくわかんない
(どうも『マージナル』と似たような設定らしい? でもぜんぜん断言できない)
っていうことと、
「よくわかんない」のに「心地よい」
っていうことの間でゆらゆらしてしまうのでした。
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★2・「花」のつく作家
送信者 : "章香(あやか)"
宛先 : jackie-matthews@syd.odn.ne.jp
送信日時 : 2002年7月27日 16:28
件名 : 原案帳:「花」のつく作家

泉鏡花『高野聖(こうやひじり)』を読んだ。
次は徳富蘆花『不如帰(ほととぎす)』を読み始めている。

ある意味、「会津里花」のルーツ。

ところが、これら「花のつく作家」の作品、
若い頃には読んだことがなかったのだ。

理由は下らなくて、
「文体がムズカシイから」。

でも、自分の文体が固まる前に読まなくて良かった、とも思う。
もしかしたら、ぜんぜん身につかない「擬古文体」を使おうとして、
人に伝わりにくい文ばっかり書くようになってしまったかもしれない、
と思うから。

もちろん、そういう文体を研究した人たちがみんな
難解で伝わりにくい文章ばっかり書く、とは言わないけど。
あくまで「私についての話」。

私は影響されやすいのです(-_-;
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★3・花火
送信者 : "章香(あやか)"
宛先 : jackie-matthews@syd.odn.ne.jp>
送信日時 : 2002年7月27日 18:24
件名 : 原案帳:花火

そうか。
今日は地元の花火大会だっけ。
浴衣姿が羨ましい。

わたしも浴衣、着たいなぁ……

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と思っていたら、お台所で炊事をしている私に家の外から声がかかった。
「章香さんもおいでよ」
ご近所の八百屋さんの奥さんだった。

実は、我が家(っていうか実家であり弟の家、ということなんだけど)は
花火大会の会場からとても近くにあって、
じょうずに障害物のない場所を選べば
ちょっとそこらの空き地から、けっこうな花火見物ができるのだ。

お呼ばれした私は、ビールと手羽先をごちそうになった。
八百屋さんの奥さんは、私のことを
「○○さんちの娘さん」と呼んでくれた。
(私たちの親の世代でご近所づきあいの人間関係が成立しているので、

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07月28日(日)
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