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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「程度の問題」としての「性別二元論」
★1・「程度の問題」としての「性別二元論」
★2・続・「程度の問題」としての「性別二元論」
★1・「程度の問題」としての「性別二元論」
……なんて、↑大げさなタイトルつけちゃったけれど、
そんなにしっかりした理論的なことを書こうと思っているわけではない。
っていうか、実もフタもないことを言おうとしているのかも。
よく言われること:
「世界中のどこでも、また過去の歴史のどんな時代でも、
『性別』というものは『男と女』の2種類を基盤とした『二元的』なものとして扱われている。
それは、時代や地域を超え、普遍的なことであると推察される」
(簡単に言えば「世の中、男と女だけでできている」)
私はこのことに関して、どうも素直にうなづけない気がしてしまう。
というのは、私はもうかれこれ25年以上もの間、
「性の数が二つよりも多い世界」
を思い描いてきたからだ。
それは、半ばは科学的に根拠のあること、
あとの半ばは私の頭の中でそれらを勝手に組み合わせた空想、
または科学的なことがらを私なりに勝手に敷衍した推測、
……というような要素で成り立っている。
そのおかげか、私は現実のこの世界に「男」「女」以外の性があることを、
受け入れることができた。
それは「インターセックス(半陰陽)」を代表とする、「男」「女」以外の
多様な性分化だ。
あまり羅列的に扱いたくはない。
なぜなら、多様な性分化には、もしかしたら「典型」として扱うのは無理なのではないか、
と言いたくなるほど多様な差異があって、
なんとなくカテゴライズしたくない気にさせられてしまうから。
でも、あえて羅列的に並べると、医学上カテゴライズされているだけで、
次に挙げるくらいは種類がある。
(覚えている言葉だけで表そうとしたけれど、だんだんごっちゃになってきたので
「Pesfis(Peer Support for Intersexuals/2本半陰陽者協会)」というところのコンテンツを引用させてもらいます;
(この色の部分が引用)
でも正直言ってわかりにくかったり書式が不統一だったりするので、
他のサイトも利用します……って、さっきから探してるうちに、気が逸れてしまった(-_-;
しかも、「ずばりこれが正確な説明!」というサイトは、けっきょくなかったりして。
探し方が悪いんでしょうけどね、どーせ)
・真性半陰陽:
「性染色体の構成は46XX、46XYであってもまた46XX/46XYであっても発生します。
性腺の構成は、片側卵巣、片側精巣に分化にしていて卵管と精管が発生分化しています。
また内部生殖器は子宮も前立腺も発生分化し、
よって外部生殖器の形態は、顕著に男女の判定ができません。」
・混合性腺形成不全症:
「性染色体の構成は、46XY/45XOモザイク核型です。
性腺は、片側卵精巣と片側線条性腺に発生分化しています。
内部生殖器には小型子宮が発生分化しています。
外部生殖器の形態は、陰核が肥大しています。
女児としと養育されますが、思春期には女性化の発現は表れません。」
・アンドロゲン不感症症候群(AIS):
(完全型)
「性染色体の構成は、46xy核型です。
性腺は、両側精巣に分化しますが、内部生殖にはアンドロゲンレセプターに対する反応が無いため
前立腺が発生分化しません。
また外部生殖器の形態は陰嚢にも、陰茎にも分化していません。
そのため未分化時期の外部生殖器の形態で誕生します。
医師も女性と判定し、戸籍も女性として登録されます。」
(部分型)
「性染色体の構成は46XY核型です。
しかしアンドロゲンレセプター反応が部分的にしか反応しません。
精巣は小型に分化し、停留精巣の場合もあります。
また内、外部生殖器の形態は個人差があり、尿道下裂を起こしている場合もあります。
思春期には、女性化が発現が表れます。」
・先天性副腎皮質過形成症(CAH):
「副腎は身体のミレラルバランスを保ったり、
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05月09日(木)
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