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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「1月19日の日記」

ばんざーい! 今日(=「1月20日(日)」)はほとんどなんにもしなかったので、
心おきなく「1月19日(土)」のことが書ける。
★1・ある人との対話
★2・安全に話せる、ということこと
★3・セックスワークのこと
★4・そういえば(^^;

★1・ある人との対話
昨日は大変だった。
といっても、後から考えると、私がただ単に「過剰反応」していただけのことだったんだけど。
それに、あんまり詳しく書いてもどうかな、と思うので、なんだかわけがわからないかもしれないけれど、
具体的なことがらは抜きにして書きます。

ある人と会話した。
私ははじめ、その人のことを「怖い」と思っていたので、
思うように自分の望みとか伝えることができなかったのだけれど、
その人は私が本当に怯えているのだということをわかってくれて、
私が話そうとすることをじっくり聞く姿勢を持ってくれた。

そのおかげで、私はその人に対して、自分の言うべきことをちゃんと言うことができ、
怯えから解き放たれてとても安心した。

……ということ。
です。
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★2・安全に話せる、ということこと
(副題「弟のこと」)
↑の記事の「対話」の中で、私は自分の口から出た言葉にびっくりした。

「父と母と私と弟……
ふつうの家族よりも年齢が離れていて、
それなのにこんなこと思うのはおかしいけど、
うちの家族は『とても年齢の離れたきょうだい』みたいだった。
その中でいちばん割を食うのは、当然『末っ子』の弟だった。
弟は、常に他の誰かの犠牲になりつづけている」

私が今、弟と同居していること、
弟がかわいそうだと思う反面、現状では私が居候してでも同居するのが
彼にとっても「救い」になっていると思う、ということ、
でも今のままでは彼はまるで「自分を押し殺して生きる」ようにしていること、
できることなら、彼を早く「解放」してやりたい、と思うこと……

そういうことが、その人との対話の中で、
まるで今までずっと考えて来たことであるかのように、
すらすらと出てきたのだった。

ううん、それは本当に、私の中でずっとくすぶりつづけてきたこと。
ただ、私が寝ていて起きられなくなっているとき、
それを見守るのか見殺しにするのかさえもわからないように、
同じ屋根の下でありながら異なる自室に閉じこもって
「息を潜める」ようにしている 弟 の存在を感じると、
「そんなむごいこと!」
という一瞬の思いによって、ため息と共にどこかに行ってしまっていたのだった。

きっと、最終的には、私が一人でも暮らすことができるようにならなければ
いけないのだろうな。
それでも同居しつづけて、緩やかなつながりを持ちつつ、
しかもお互いの自由を「無関心」ではなしに尊重すること、
それは、ちょっと難しそう……

なので、やっぱり私は、いつかこの家を出て行くことになるのだろう。
経済的には、私がこの家に住みつづけるほうが、はるかに楽だ。
でも、そういうふうに「楽だ」ということを、私は生かすことができそうにない。
ただ「働かない」だけで終わってしまいそうだ……

むごいようだけれど、
私はいつか、この家を出る。
そうしてそれからは、
私と弟は、肉親としては最も密度の高い
オンラインとオフライン、両方の人間関係を築き上げることができるだろう。

弟にケータイメールのやり方、教えてあげなくちゃ。
まだできないんだもん、あいつ。

そうして、私がそういうことまで話すことを許せる
「安全な空気」
を作ってくれた人、その人にも感謝したいと思う。
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★3・セックスワークのこと
私は「売買春」が好きではない。
あれこれリクツを考えたけれど、
けっきょく私はそのことを「自然なこと」とは考えられない、
というのがいちばん大きな理由のようだ。


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01月20日(日)
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