ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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★1・「性のグラデーション」を読み始めました
★2・「受け入れ」の性差
★3・「受け入れ」の性差(続きor補遺)
★4・電話
★5・好きです、モー娘。!
★1・「性のグラデーション」を読み始めました
04/07/01 編集 (←ここからは「#19」から「#20」へ転載した日付を入れることにします)
走り書きです。
・私は、精神的に「インターセックス」と同じような来歴を持っている。
具体的には、「知らされないで生きてきた」こと。
・だから、「最後のところで袂を別ってしまう」=「身体を変える/変えない」からといって、決して「分かり合えない」わけではないと思う。
・(少なくとも)ひとつだけ反省。
私は、漠然と「GIDの治療は早ければ早いほどよい」と思ったり言ったりしてきた。
それは、「形成手術」も含めて、ということだったのだけれど、思春期にならなければ自分の「性指向」はわからないんだから、それまでに「身体のかたち」を決めてしまうのは、まずいよね。
今まで読んでいなかったのが、不思議なくらい。
なぜこんな、私にとって「必須」としか言いようのない内容の本を読まなかったのだろう。
まあ、この本は最近出たそうだから。
でも、少なくとも、橋本秀雄さんの意見は、もっと詳しく知っておくべきだった。
私は今日、パッドの入ったタンクトップを下に着込んで(だって、イタイんだもーん(*^^*;;)町へ出た。
でも、自分が「普通の女性には見えない」のは、よくわかっている。
どんなに肩幅を狭く見せても、腕の筋肉は隠しようがない。
そんな中で「性のグラデーション」を読んでいて、自分がどれだけステロタイプの「性別(二元論)」にこだわっているか、そうして、自分がどれだけその枠から「はみ出している」か、思い知ったのだった。
で…… 「それでも、いいじゃん」と思った。
コンビニでも、ファミレスでも、誰も私に「キモチワルイ」とは言わなかったのだから。
まあ、女の子たちと男たちとで、視線がなんとなく違うのがおかしいんだけどね。
(なぜこんなふうに「違う」のか、ちょっと思いついたことがあるけれど、それは次の記事でね(^^;)
ああっ、「走り書き」のはずだったのに。
疲れちゃったよぉ。(;_;)
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★2・「受け入れ」の性差
04/07/01 編集
これも「走り書き」…のハズ。(^^;
どうも、(私がステロタイプのオトコを憎んでいるから、ということだけではなく…って、アヤシイけど)
「GID」とか「IS」とか、性について「ヴァリエイション」とされるような人たちに対して、男性よりも女性のほうが柔軟に受け入れることのできる人が多いような印象を受ける。
このところずっとそれを思い悩んできたのだけれど(実は具体的な人間関係にも少なからず関わることなので)、そこにもう一つの考えが重なってきた。
人間の身体は、(聖書にはとても象徴的に「男が元で女はヴァリエイション」とでもいうような書き方をしているけれど)「女性型」が基本で、「男性型」はいうならば「オプション」なのだ。
うーん、よい喩えが浮かばないけれど……
(私は、とっても「比喩」の得意なGIDの人を知ってるけど、気軽に聞けるような関係じゃないからなあ……)
あっ、そうだ、私がついさっき再インストールした、「Windows」みたいなものだ!
DOSの表面に、あぶなっかしくのっかているだけの、実はとっても脆弱な、基盤の脆い存在。
「GID」や「IS」が「性のグラデイション」を成し、「ヴァリエイション」といえるのなら、「オトコ」は実はヴァリエイションの「最も多いかたち」なのだ。
でも、今の社会では、そのようには教えられない。
それには理由があって、(長いから省略! 岸田 秀でも読んでね(^^;)いわば「種の保存」のための「文化戦略」のようなもの。
その戦略においては、「オトコ」は「ヴァリエイション」なんかであってはならない。
一生懸命「立てて」(笑)あげなければならないものなのでした。
(だって、そうしないと「種の保存」がうまくいかないでしょう?(爆笑))
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06月09日(金)
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