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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「DV加害当事者」のHP 「限界設定」を破った私
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★3・『限界設定』
ふと気が付いたら。
ここまでで
3917字 (2/11)
5343字 (2/10)
(どちらもタグ込みだけど)
合計9260字
ということになっていた。
とりあえず、数時間かけて、「日付がまたかったから」という理由で
日付をあらためて、
結局、私が以前設定した「限界」=「1日8000字以上書かない」を
するっと破ってしまっていたのだった。
「限界設定」に近づいたり破ったりしてしまうときの私の精神状態は、
明らかに何かしら「異常」だ。
気が付いていようと、いまいと。
だから「限界設定」したのに。
ったく、バカだった。
でも、なぜこんなに不安定になってしまうのかは、わかっている。
・「離婚した日」が近づいているから
・体調が悪いから
・「お店」がやっぱり勤まりそうにないから(お金がほしいのに)
先日借りてきたビデオ『Torchsong Trilogy』(『恋愛悲歌』とでも訳すんだろうか)
後半になって、やっと泣けてきた……
っていうか、「ゲイ」としての生き方に誇りを持つことを、
初めて教わったような気がする。
私、もう「純然たるゲイ」でもなんでもいいわよ。
女性のようでありたいとか、男の子が好きになってしまうとか、
私はそういう自分が確かにそう思っていることを
できるだけ誰にも言わないようにしていた。
(だからこそ『原案帳』はあるのだ;元々は「誰にも決して見せない日記」だったんだから!)
自分がそういう「人種」であることを、どうしようもない恥だと思っていた。
自分自身で自分のそういう傾向のことを「気持ち悪い」と思い込んできた。
そう思うことで、自分自身を否定・拒否・拒絶する、ということも
この社会で生きていく上では仕方のないこと、と思ってきた。
バレると嫌だから、「三島由紀夫」は「キライだ」ということにしていた。
「ホモに対して生理的嫌悪感を感じる」と、平然と言っていた。
(今でも「アニキ!」と言ってお相撲とるみたいに「がっぷりよつ」で抱き合う、みたいなのは
いかにも「男同士」に思えて、私はあんまり好きじゃない……)
私がどんなカテゴリに属するのか、外の社会でどのように扱われているか、
高校時代に事実上「内面的引きこもり」になってしまってからは
考えてみたこともなかった。
今いちばんウケの良さそうなカテゴリ分類を私に当てはめると、だいたい次のようなことになる:
1)身体的性別=男性(子をもうけることができた、ということで立派に証明されてしまった!)
(でも今は「男ではない体」になったので、
少なくとも「性自認を脅かす体」でなくなったことだけは確か)
2)性自認=「体は男、でも自分は少なくとも男ではない、男でありたくはない」
(実際「男になるんだぁっ!!@キャンペーン実施中」でさえ、
「男として」は「ひよわ」な体格でぜんぜんかまわない、と思っていた)
3)性役割=「人の迷惑にならなければなんでもいい」
(男に見えるのにフリフリのついた「カワイイ」格好をしても
「大人の目で自分を見ることができない」と思われるし、眉をひそめられるだろう。
私は「汚いオカマ」になりたくはなかった。「だらしない男」のほうがまだ普通だと思っていた。
女に戻れれば少しはきれいでいたい、と思うようになるかなー、と思ったら
「男物」が「女物」に変わっただけで、「だらしない男」だった頃とそれほど変わらない。
要するに「ユニクロ派」っていうことね(^^;)
4)性指向=「バイセクシュアル」(初体験は男性だった?けど、女性とのセックスもできたし
子どもまで授かったんだから、そうとしか言いようはない。
今はもう、自分の体がようやく「男ではない」状態になったので、
女性とセックスしたいとはこれっぽっちも思わないけど)
ああ……まだ当分「荒れそう」。
「あいづ警報発令」、か。
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02月11日(火)
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