ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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確か水曜日の午後放送、翌・木曜日の朝、再放送。(今、再放送を聞いています;追記:推敲しているうちに、番組変わっちゃったよー。今は「今日の邦楽」…これも、けっこう好き。小さい頃は理解できなくて「演歌と同じ」っていう感じだったけれど、能とか小唄、詩吟なんかは理解できるようになってくると、気持ちいいですねー…って、トシ?)

で、ちょうど今、ミカさんが紹介していた映画のお話の中に、こんな言葉が出てくるの。

Talking about music is like dancing about architecture.
(音楽について語るのは、建築を踊りで表すのと同じこと。=「そんなの無理だよ」)
(問題:この英文を、ほぼ同じ意味になる他の言い方で書き換えなさい。何通りでも挙げなさい。加点式ですが、文法・語法上、または表現上、誤っているものは減点します。解答提出先:jackie-matthews@syd.odn.ne.jp)

映画「My Heart My Love」

さすがに「無理」とまでは思わないけれど、「無駄」で「遠回り」なのは確かよね。
自分の感情や感覚を表すには、「言葉」ってなんて不自由なんだろう、と思うこともよくあります。
でも、「音楽」なら「私が表す」ことははるかに自由になりますけれど、ちょうど「オレは日本人だから英語なんて知らなくても生きていけるんだいっ」っていう中学生の子みたいに「音楽、苦手だから」って言う人は、「英語嫌いの中学生」よりもずっとたくさんいる(だって、英語と違って、音楽は本当に「知らなくても生きていける」から…寂しい生き方だとは思うけれど)ので、きっと「受け止めてもらう」ことは却って困難になってしまうんでしょうね。

ちょっと悲しいけれど…

一つの希望。
人間は、元々全ての生き物の中で最も「遠回り」や「無駄」が好きな生き物なので、…
例えば私が「音楽」でしか表現できなくて、それを誰かが「言葉」にわざわざ翻訳して、それを「違う言葉」に翻訳して、ようやく理解できる人がいる、っていうのも、とっっても人間的なんですよね。(^^;(^^;(^^;
例えば、今この場で私とあなたの間に、ほんの4小節ぐらいの音楽があれば、今言った3〜4行のまわりくどくて分かりにくい言葉なんて、必要ないと思いません?
もっと言えば、いっしょに音楽やりましょうよ。
そしたら、こんな文章、ぜんぶいらないよ!

…それでも、なんだかしらないけれどじたばたと「悪あがき」するのが、他の生き物と違うところなんでしょうね。

なんて惨めで、なんてかわいらしいんでしょう。

そうして、そのことをそのまま受け止めることができる可能性が、人間にとっての「希望」。

自分たちの存在を、何か大きなものと勘違いしてはいけませんよね。

この世でいちばん惨めで、ちっぽけで、性悪で、有害で、いいところなんか一つもない存在。

でも、…

それで、いいんだよ。

自覚して、少しでも「そうではないもの」に近づく気持ちになれれば。
(現実にはどんなにあがいても、遠ざかる一方だったとしても!)

(神戸のSさーん、これ、読んでる? 「人間性悪説*」の答えだよー!! 読んだら、ご意見とかご感想とか、ちょうだーい♪)

*「人間性悪説」…同人誌「地球」掲載。論文(これ「卒論」にしたら、単位もらえないだろうな、きっと)というか、「随筆」だか「随想」みたいなもの。
近日中に「年なし、性別なし」にUP予定(でもあんまりおもしろくないよ(^^;)。





うう、くどい。臭いげっぷが出ちゃう。<この文章

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★1・(がまんできないから「年なし、性別なし」へ移動)

at 2000 08/20 14:04 編集

ここに書いた(というより、2つに分かれてしまっていた記事をまとめて転載したので、「編集した」と言うべき)

「08.17・私のDV(見てほしくない…けれど、これが私の本当の姿…)」

は、二つか三つの理由で「年なし、性別なし」に移動しました。

1.私が見たくないから:

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