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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■ブッシュ再選に寄せて
今は「アメリカの言うこと聞かなければ武力侵攻」などという野蛮なやり方しか行われていないようだけど、そんなちゃちなやり方を許さないような、もっとしっかりしたルールが、世界中で共通認識として認められるようになることを、強く強く願っている。
そのためには、国連を土台にして、もっともっと強くて筋のとおった制度を組み立てていくべきだろう。
まあ、そのためにはまだあと100年くらいかかるかも。
わたしは、たぶん残念ながらそれが達成されるまではとうてい生きてなんかいないだろう。
でも、もしかしたらわたしの子は、それが現実のものとなる希望の光を見るまで生きているかもしれない。
わたしはそれを彼に託す立場にはないけれど、彼が未来に希望をもつことができるよう、心から祈っている。
未来は彼のものなのだ。
この願いを、再選されたブッシュ氏に送る。
再選されてしまった以上、わたしの思いは彼に託すしかないから。
(本当はそれもおかしいんだけどね。
上のほうにも書いたけど、拡大解釈すれば日本がアメリカの領土と言ってしまえるような異常な現状は、できるだけ早く解消されなければならない。
ただ、どうやらそのことと武力を必要としない世界の構築は、重なり合って実現されていくものらしい、という気もするんだけど。
その意味で、日本は平和な未来世界を築き上げていく上で重要なキー・パーソンならぬキー・ネイションになるだろう、とわたしは信じている。
非暴力は日本の誇りだ。決して「現実を知らない甘い認識」などではない。
むしろ、現代ではまだ実現していない、より高度な「常識」を必要とする、崇高な目標だと思う。
ありゃりゃ「日本国憲法」みたいになっちった。
でも、第二次世界大戦終結直後という、とても特殊な時だったからこそ、100年も先取りした内容の法律が降臨したのだと思う。
あと40年は「改正」の必要はないと、わたしは思っている。
たとえねじれた解釈しなくちゃならなくても、それが不正な解釈だということに罪悪感を感じている限り、日本人は正しい道を踏み外しはしないだろうと思う。
罪悪感を「改正」で解消しようとするのは、臆病者の逃げに過ぎない。
世界のほうを先駆的な憲法にあわせられるように改革していくことのほうが、日本はよほど自分が歴史上置かれている立場をまっとうできると思う。
改憲論者は日本人としての誇りを見失っているとしか、わたしには思えない)
11月04日(木)
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