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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■自動筆記―夢 サルとヒト
そういうことをある程度踏まえることのできる人でないと、
わたしは話す気になれない。
傷つけられるのがイヤなのだ。
今日も電話がかかってきたけど、出なかった。
出なければ出ないほど、相手の心象も悪くなって、
事態を悪くしていく一方なのもわかっているけれど、
でも、いやだ。
子どもっぽいと、笑えばいい。
胃が痛くなりそう。
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★3・Re:サルはヒトだ!
原案帳#22の記事で、ケータイだったのでうまくまとめられなかったらしいけど。
わたしが言いたかったのは、「人としての生き方」も確かにそうなんだけど、
もう一歩踏み込んで
「人類を他の霊長類と区別して、人類だけが特別だとする思想」
そのものが問題だ、ということだ。
ずばり言えば、「ヒトと他のサルは同類だ」と言い切って、区別するのを止めてしまえ、ということだ。
中沢新一の影響があると思う。
(『カイエ・ソバージュX』は「普遍経済学」の話になってからぜんぜん進まない。
わたしにとっていちばん興味の持てない話題だから。
強いて言うなら「生産」とは肯定的な意味づけでごまかした「破壊」のことだ、と読んでいてそんな気がする、というくらいの理解しかできない)
ヒトがもう少しサルのような生き方をできれば。
自然に対して無防備に生きることができるようになれば。
「そんなことをしたら人類は滅んでしまう」
――というのなら、滅んでしまえば良い。
そのほうが、地球にかける迷惑は少なくて済むだろう。
もしも滅びないで細々と生きることができれば、それこそがいちばん誠実な、謙虚な生き方だと思う。
生まれても弱い子は死ぬ。
親に見放された子は死ぬ。
群れの掟が身に付けられない若者は死ぬ。
病気になれば死ぬ。
暑さ寒さに負けて死ぬ。
寿命は短い。
(寿命が長いことを暢気に喜んでいられる時代はもう終わってしまった)
そのくらいの条件をつけて人口爆発を防いでいかないと、
ヒトが地球上の他の生命に対してかける迷惑は取り返しのつかないものになってしまう。
……もちろん、ヒトが今ある地球環境を激変させて、
今ある生態系を破壊して多くの生き物を死滅させ、
次の状況へと「引導を渡す」役割を積極的に引き受けるべきだ、
と確信犯的に振舞うことを善しとするのなら、それはそれでいい。
今の人類はそれができる。
簡単なこと。
アメリカの持つ核兵器をいっぺんに全部爆発させればいい。
わたしはそれに積極的に関わりたいとは思わないけど。
ヒトは死にたくない、でも地球環境も守れ、なんて虫が良すぎるんだよ。
環境守りたかったら、まず殖えすぎた人口を減らせ。
いつまでもそのことに対して無策のままヒトが生きていこうとするのなら、
わたしはテロリストたちの仲間入りをしてしまう気になっちゃうかも。
でも、そんなことだけはしたくない――わたしだって虫が良いのさ――ので、
利口に上手にヒトが減っていくことを考えたいのだ。
……
……
とか書いてるけど、書いてるうちに、もうどっちがいいのかわからなくなってきた。
究極の選択のような気もするし。
っていうか、もっと言うと、人類が他の多くの生き物を道連れにして滅んでしまっても、
それが地球にとって「迷惑」かといったら別にそんなことはないのかな、
という気もしてきたのだ。
NHK『地球大進化』を見ていたら、過去に地球上で
まるで「生命はいったんぜんぶクリアー♪」といわんばかりの
環境の激変が何度も起きている。
次はたまたまヒトという生き物がそれを引き起こしたとしても、
別にそれで地球そのものがなくなってしまうわけではないし、
たとえ地球がなくなっても宇宙が……あれ? これ全く同じことを前に書いたっけ。
とにかく、今わたしたちヒトが行っている自滅的な行為は、
実は別にどうってことはないことなのだ、きっと。
中途半端に反省しかかって、でも止められずにどんどん破壊的な生き方をしていって、
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10月11日(月)
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