ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■Re:少子化問題
というようなことしか書いていなかった。これは原因じゃなくて少子化の現象的な内容を言っているだけだと思う)
図を見れば明らかだろう。
第1次・第2次ベビーブーマーが余計なのだ。
60代と10代が似たような数値なので、ためしにその両者をつなぐ縦の直線を引いてみれば、ベビーブーマーが「余っている」のがよくわかる。
もちろん、年齢が上がっていけば自然と人口は減っていくものだが、医療があまりにも高度に発達してしまった現在、生まれてから40代くらいまでの死亡者数っていうか死亡率は信じられないくらい低いのだ。
(0〜29歳までの年齢別死亡者数(年間あたり)は、平均600人弱/年齢しかいない! 母数になる年齢ごとの人口は平均120万人なので、比率で言えば1万人に5人または「1000人あたり1人未満」くらい。生まれてから29歳までの間に、全部で1万8千人しか死亡しないのだ)
ベビーブーマーを殊更に敵視するつもりはない。
ただ、数が多いからって、そっちが「正常」みたいな発想でものを考えるのを止めて欲しい、と思うだけだ。
ベビーブーマーの突出した部分を切り捨てて、60代〜40代〜10代をつないでいけば、日本の人口構成が典型的「吊鐘型」になっているのがよくわかる。
10代半ばよりも下の世代が少ないのが気になるが、それだってベビーブーマーがいなくなれば改善するだろう。
日本人の大衆的な感覚で、今の日本に「人が多すぎる」ということはちゃんと受け止められているのだろう。
適切な人口になっていけば、今みたいな極端な少子化は自然に歯止めがかかるはずだと思う。
(ロコツに言うと「もう人が多すぎる状況じゃなくなったから少しは増えても大丈夫」と思えるようになり、それに連れて出生率も少し上向く、ということ)
要するに、日本人は政府から強制なんかされなくても、自発的に「一人っ子政策」を実施している、ということ。
わたしは戦争は大嫌いだ。
「殺しあう」というかたちで人口を調整するのは、その後の精神的リスクなどを考えるとあまりにも無駄が多すぎる。
知恵を用いて自発的に穏やかに人口調整ができるのなら、そのほうがずっといいに決まっているじゃないか。
中国では一人っ子政策が効を奏して人口の増加に歯止めがかかりつつある。
インドは? アフリカ諸国は?
――21世紀後半の世界を主導していく国々じゃないか。
今は仕方ない。徐々に変わっていくだろう。
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★2・Re2: 少子化問題
↑とは書いたものの。
「ベビーブーマーが余計」と書いたら、言われてる世代の人たちは傷つくだろうなあ。
しかも、その世代の人たちって声が大きいから怖い。
わたしは世代の面で「マジョリティ」の人たちを、やたらと挑発してしまっていることになるのかもしれない。
う〜ん。かといって、違う書き方ができるわけでもない、っていうか……
う〜〜ん、う〜〜〜〜〜〜ん。
要するに…… 特に躍起になって「少子化対策」なんかしなくても、
団塊の世代のみなさんが高齢化して数が少なくなっていった頃には
自然に出生率が上がってきますよ〜、という程度のことなんだけど。
逆に言えば、それまでは何をやっても無駄ですよ〜、と。
わたしの言っていることは感覚的で根拠に乏しい。
けれど、直感はかなり当たっていると思う。
少なくとも、短期的には思ったとおりにならなくても、
世の中はだいたいわたしが思ったとおりに進んでいくもん。
たとえば、共産圏崩壊→冷戦終結→アメリカ崩壊→多極化→多様性を尊重しあえる穏やかな世界…… とか。
(途中からは未来のことを言ってるけど、たぶん50年後くらいにこの文章が残っていてたまたま読んだ人がいれば
「確かにその通り」と思ってくれるだろう)
それは決してわたしが世の中を動かしているとかいうことじゃなくて
(そんな自己愛性人格障害じゃないんだから……いや、そのケもあるけどさ)
世の中がどう動いていくかを理解している、というだけのことで。
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06月11日(金)
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