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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「119」=ライブ=投票日!!
戦前の教育のあり方を反省し、子どもたちの自由な心と自ら育つ力を尊重したのが教育基本法です。それを、現代版「教育勅語」に変え、子どもたちに上から国家意識、愛国心を植え付けようというのです。それがどんな恐ろしい結果をもたらしたか、私たちはよく知っています。「愛国心」とは、国のために死ぬことをいとわない心のことです。
<憲法の改悪が目の前に>
イラク派兵と愛国心。小泉政権が進もうとする方向は、憲法を変え、とりわけ第九条(戦争の放棄)を取り払い、「戦争のできる国」にすることです。
「小泉改革宣言」には、「2005年、憲法改正に大きく踏み出します」「防衛庁を防衛省に移行させます」とはっきり書かれています。
自民党が勝てば、イラクだけでなく、米国の要請によって、日本の「軍隊」はどこにでも派遣されることになるでしょう。そして憲法が変えられてしまえば、出て行く兵士は私たちの息子であり娘であり、あるいは孫であるかもしれません。
なぜなら、自民党が構想している憲法改正案には、すでに「国民の国防義務」が現れているからです。国防の義務があり、愛国心があるのが当然となれば、「徴兵制度」の復活も日程にのぼってくるでしょう。
私たちの社会は徴兵と軍隊のある、これまでとはまるきり違う社会になってしまうでしょう。あなたはこの方向を選ぶのですか?それとも違う道を模索するのですか?
<今度の選挙の選択は、二つに一つです。>
私たちアピール署名者は、イラク派兵、教育基本法「改正」、憲法「改正」に強く反対し、多くの国民の皆さんに、以下のことを呼びかけます。
@選挙の争点について、家族、友人、地域の人々と話し合ってください。
A選挙区の各党、各候補者に、この問題での公開質問を送り、その答えを広く公開して、人びとの目に触れるようにしてください。
Bそして、選択を誤らず、必ず投票をして、「戦争国家」にストップをかけましょう。
【共同アピール署名者(2003年10月23日現在)】
阿部浩己(神奈川大学教授)、井上ひさし(作家)、石田雄(政治学研究者)、内海愛子(アジア太平洋資料センター代表理事)、大内裕和(松山大学助教授)、桂敬一(立正大学教授)、加藤周一(評論家)、加藤節(成蹊大学教授)、川田龍平(人権アクティビストの会代表)、川本隆史(東北大学教授)、喜多明人(早稲田大学教授)、小林直樹(東京大学名誉教授)、小森陽一(東京大学教授)、阪口正二郎(一橋大学教授)、高橋哲哉(東京大学教授)、暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)、水島朝穂(早稲田大学教授)、長谷部共男(東京大学教授)、樋口陽一(憲法学者)、藤田英典(国際基督教大学教授)、前田哲男(東京国際大学教授)、村井吉敬(上智大学教員)、毛利子来(小児科医)
---------------------------------以上転載
わたしの考えは:
「戦争は人間の生物としての本質である。
しかし同時に、それを回避する能力も、生物としての人間に与えられた能力である。
そして、この二つの矛盾した選択肢のどちらかを選択するということが、本質的にまたは本能的に決められているのではなく、人間自身に委ねられている、ということが「人間性」の大きな特徴だ。
「選択する」ということは、人間性の質を決定する重要な行為である」
ということだ。
……あれれ、難しすぎるよ、これじゃあ。
ただ、わたしは戦争を「人間の本質だ」(だからそれを行うのは当然だ)と考える人たちに対して説得力のある言葉を発したいと思っているのだ。
「所詮ああいう人たちとは世界が違うのだから」と言っていては、戦争に巻き込まれたくないと思っている人たちは戦争をやりたい、やってもいい、と思っている人たちに対して全く無力だと思う。
戦争を行う者は戦争をしたくないと思っている人間を否応なしに巻き込んでしまう。
わたしは、多少の恨みも込めて、「戦争は人間の劣った本性」だと思っている。
(類人猿のチンパンジーやゴリラ、オランウータンなどは「戦争」みたいなことをやる(テナガザルのことはよく知らない)。
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10月27日(月)
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