ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■ひさびさに萩尾望都♪(+宝塚)
萩尾望都の漫画をドン・マクリーンからの「2次創作」だとしたら、宝塚の舞台は「3次創作」ということに!?
なんか、それってすごくない?
更にさらに、エーイおまけだ、TAKARADUKA MUSIC FINDERなんて便利なサイトが見つかったので、その中から:
雪:アメリカン・パイ(2003年)
http://members.tripod.co.jp/envoi/list/snow/amepie.html
これもご参照くださいね♪
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★2・『バルバラ異界』
前作『残酷な神が支配する*』と比べて、ずっと安心して読める新作。
*『残酷な神が支配する』(通称『残神(ざんかみ)』←会津が勝手に言ってるだけ):
義父による少年への性虐待と、その義父を殺そうとしたら義父だけでなく最愛の母親まで死なせてしまった(?真相は最後まで藪の中……)少年の精神的苦悩を、まる10年もかけて描きつづけた作品。
わたしにとっては「他人事とは思えない」要素があまりにもてんこ盛りで、目が離せない作品でもあったけれど、あまりにも「他人事じゃな」さすぎで、重たくて通読すると1週間くらい寝込んでしまうほど。
萩尾望都の作品としては、10年も続けたこと、テーマや描写が萩尾にしては異例なほど現実性を帯びていたことなど、すごく異色の作品。
なぜか、『バルバラ異界』は萩尾望都の「総集編」っぽい作品だな、と感じてしまう。
まず強く感じたのは、初期〜中期の頃に描かれた『精霊狩り』という作品と、ええと設定かな、全体的な雰囲気かな、そういうものがとてもよく似ているな、ということ。
それから、キャラクターがなんとなく「あ、これエドガーだ」「この子はタダだ」etc.と、(萩尾望都は決して手塚治虫の「スターシステム」みたいなことはやってないのだけれど)、初期〜中期の萩尾作品に出てきて忘れられないキャラとよく似ていること。
(わたしは強い愛着があるのでいいけれど、新しい読者からは「変わり映えしない」と思われてしまうのかなあ……)
でも、更に『マージナル』などにも通じるような、実はかなり壮大な……っていうか良い意味で「トンデモ」な……世界観が見え隠れしていること。
この「世界の構造の謎解き」が、萩尾ファンとしては嬉しいのだ。
いったい『バルバラ』ってどういうことなのか。それが世界の一部? 全部?
「青羽(アオバ)」の夢なのか、それとも実在する異世界?
なぜ「キリヤ」の気まぐれな創作がベースになっているのか?
……(これ以上書くとつまんないほどネタばれしてしまうので、あとは興味のある人、読んでみて♪)
えーと、まだまだあるぞ。
10年ちょっと前、『残神』を描く前に描かれていた『あぶない丘の家』シリーズや『海のアリア』にも通じるような、SF不思議世界+ちょっと軽いギャグ乗りも、心地よい。
目が離せません。
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★3・宝塚にため息……
『ベルばら』の頃からずっと、気になっていた。
でも、わたしは男の体を持っていたので、「わたしが宝塚に入ることなんてできるわけないし」と諦めて、そうすると現金なもので、興味もすうっと引いていってしまった。
21世紀になってから。
ちゃんと女の身体(っていうか正確には「女に近いかたちの身体」なんだけど)を持つことができて、まあ今は今度は年齢的に無理だったりするので「わたしが宝塚に入る」とかいうのはやっぱり非現実的なことに違いはないんだけど、でも少し近づくことができて、以前のように「オレにはカンケーないんだから」と突き放す必要がなくなったら。
俄然、宝塚に対する興味が戻ってきた。
一度、公演見たいなあ……
歌って踊れて演技ができる(って、まだまだぜんぜんできてないだろがっ!)「トランスアーティスト」の会津里花としては(笑)
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★4・やめておいた投稿
以下、某萩尾望都関連の掲示板に、書き込もうと思ったけれどやめた文章。
なんか、すごく久しぶりなのに、長いしエラそう。
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07月28日(月)
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