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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■総合病院にてGID診療 戸籍について
しかも、その「言い方」によって、私の性別は法律上「男子」とされてしまう。
なんという不合理。
そんなに性別が必要なら「第一子・男」
「第二子・女(=現行法上は『長女』;この言い方で『家』に縛られる女性を
目前で見たこともある)」
とすればいいじゃないか。
しかも、「婚姻において憲法にある『両性の合意』という時の『両性』は書面審査でしかない、
だからリジッド(固定的)で変更し難い」
なんて、なんでそういうところだけまるで理不尽な迷路に入れられてしまったような
おかしな理屈がまかりとおっているんだろう。
戸籍上の性別が問題になるのなら、書面審査なんかじゃなく「実態」を審査すべきだし、
そもそもそんなことをする必要があるのか。
私は、「もちろん」と言ったら言い過ぎだけど、
「同性婚」を支持する。
映画「Torchsong Trilogy(『恋愛悲歌三部作』とでも訳す?)」を見てから、
その思いはますます強くなった。
結婚するのに「男と女じゃなくちゃいけない」なんて、
プライバシー侵害もいいとこじゃん。
そこまで言うなら、婚姻届に染色体の検査結果を添付させるようにしなくちゃ、これからは。
あっ、それじゃ足りないや、外性器の形状とか生殖能力の有無とか。
いったい、誰がどういう根拠であなたを、私を、「男」とか「女」とか
決めているわけ?
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同じ憲法に9条があっても自衛隊が「合憲」とされるのと同じように、
実情に合わせて法解釈を変えていけばいいじゃん。
「両性」というのは、結婚する二名の当事者=「配偶者」がそれぞれに固有する「性」の
その両方だ、と。
それがどんな性の組み合わせであるかまで、この条文は言ってないぞ。
(たぶん、GHQから草案をもらった時には「両性=男女」としかとれない語彙で書いてあったんだろう。
でも、ここは日本なので日本語に書き換えられている。
まさに「9条解釈」が現実の世界にあわせて捻じ曲げられてしまったように、
この場合は現実のカップルを救済するために
日本語の流動性を援用しよう!)
……里花は「判例」がどんなことになっているかはぜんぜん知らずに
この文章を書いています……
今までの判例を「ちゃぶ台ひっくり返す」みたいにぶち壊す言い方なのだろうけれど、
正直言って、そんなの知ったことか。
……
なんか、すごく極論している気がしますけど、どうしてもそんなふうに思えて。
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★3・ついでに「9条解釈」
日本国憲法第9条は、とても優れた内容の条文として認識しています。
ただ、ただ。
とても残念なことに。
「現実世界」が、まだこの条文の目指すものを現実のものとして
成し遂げていないのです。
だから、子供が考えても「おかしいんじゃない?」と思うようなヘンな解釈で
条文は残したまま、
日本の軍備を認めるよう「解釈」しています。
日本という国の政府に少しでも「外交」という政治行為をする能力があるのだったら、
一刻も早く、現実の世界をわが国の憲法に近づける努力をしなければいけないと思います。
ああ、そうだった。
「9条に見合わない現実」の最も残酷な表れは、
とても象徴的なかたちで全国のあちこちに見られます。
日本国中に(もはや「テロ国家?」疑惑さえある)アメリカ合衆国の軍事基地があります。
これらの基地によって、日本は、その国土と国民を、
「人質」にとられているのです。
逆らえばどうなるか。
簡単なことです。
各地の基地にある銃口の向きが、わが国の国民に向けられるでしょう。
旧・社会党で「左派」だった村山富市氏が首相に就任し、
たぶんその夜にいわゆる「ホットライン」で
(たぶん村山氏は英語がほとんどわからなかっただろうから、通訳を通して)
何かを当時の米大統領(誰だっけ?)と会話した、……
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03月26日(水)
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