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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■もばいる♪ 父の命日
ということになり、現状では「同性婚」を認めていないと解釈される日本の法律には
そぐわなくなってしまうのでした。
でも、元パと結婚していた、という事実にも
これからはあまり拘らないようにしたい、と思います)
そのFくんは、(きっと彼もちょっとばかり寂しい思いをしながら)
先にお墓参りをすませていたから、
私はお花も半分くらいにして、
でもお線香はまとめて買っちゃったので、まるごと一束捧げることにして、
お墓に向かいました。
お墓の手前にある東屋で、バケツにお水と柄杓を入れ、
お墓へ。
新築のお墓は、けれども前のお墓の時から立木として植わっていた南天の木が
昔からの我が家のお墓なんだよ、ということを指し示しています。
(確か、昨年が我が家のお墓の建立100年にあたるのでした)
私はお墓にお水をあげ、花を生けて、お線香にめいっぱい点火して、
それから深くお辞儀をしました。
(私はいちおう仏教徒ではないので、「仏様に手を合わせる」というのは
ちょっと抵抗があるのです)
そうして、心の中で父と母にお祈りしました。
(父と母は、私のイメージの中では今ごろきっと天国で、
神さまの足元で何の穢れもない笑顔で仲良くしているのです)
「お父さん、お母さん。
今日はお父さんの命日でしたね。
私は少しずつだけど、自分らしく生きる道を歩き始めましたよ。
一昨日の金曜日には改名申請したし、
昨日はしっかり『男の自分』にさよならできました。
二人とも、私が本当は女だっていうこと、知っていましたもんね。
そちらに行ったら、ゆっくりお話しようね」
「逢魔ヶ時」に墓参りをするなんて、と
お寺さんには怒られてしまうかもしれないけれど、
父と母に報告をするのはぜひ必要なことだと思っていました。
幸い、お参りが終わって車に戻っても、
誰かがついてきてしまった様子はありませんでした。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
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★4・父性不足
(東海道線車内にて……午後遅い時間)
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私は、おじいちゃんに弱い。
なんか「誰でもおじいちゃんならおっけー♪」みたいな
==湘南の美しい海が目の前に広がっているので、ちょっと中断==
……と書いたまま、後が続かないうちに到着してしまいました。
ま、そんなときもあらーね。
っていうことで。
(^^)/~~~
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……と、ばいおくんで書いたのでした。
今日(この記事を転記したのは17日が終わる頃だけど)が
生きていれば今年92歳になるであろう父の命日だからだったのでした。
(だから、本当は「父の命日」の記事より前に転記しておくべきだったんでしょう)
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04月14日(日)
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