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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■About Affirmation 観劇(3)
―ってこの言葉は上述の的確な指摘をした人が
もう一言、今回のお芝居について言っていたことと重なるんだけど―
ここからが大切。
今日2度目に観て感じた、素直な感想。
後半からラストにかけて、すごく面白かったし、感動した!
とてもシンプルな舞台構成の中に盛り込まれているかなり盛りだくさんな情報が
ちゃんと頭の中に定着してみると、
このお話が本来目指している
「母性への回帰」
「母乳という原体験」
「生を慈しむこと」
そしてそういうことと重ね合わせて
「牛乳食中毒事件」
を見た時の
「悲劇性=母性〜生の残酷な抹殺」
への気づき、それらが「牛飼い」という不思議な存在を通して
ふわあっと、でもしみじみと、またいきいきと(何て言えばいいの?)伝わってくるのでした。
そうそう、あと、私がけっこうびびったのは、役者さんたちの年齢。
私にちょっと「おいおいそこまで」と言いたくなるような「年齢コンプレックス」があるせいか
(ふだんそんなふうに見えない、ということもあってよけいに拍車がかかるのよー(;_;))
彼らの平均年齢が20代半ばである、ということを知って、
そんなに若いのにこれほど緻密なお芝居が作れるのか、と舌を巻いてしまったのでした。
立体感が消えてしまいがちな白い色を逆手にとって、とても奥行きのある舞台を作った
「画伯」さんにも脱帽。
ま、年とりゃものごとがよくわかるようになる、っていうわけでもないし、
わかってるほどエラい、なんていうことはなおさら言えないんだ、っていうのも
痛感してしまったのでした。
静岡総演劇化計画のみなさん、お疲れ様でした。
座長の大野さんなんか、腕を骨折してるのに台本から役者までこなしてたようだし。
スゴい(・o・)。
牛乳飲んで、骨を早く治してね。
もう一度、皆さんのお芝居を観たい、と切望しています♪
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12月02日(日)
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