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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■「産めないくせに」 / 悪意
そっか、せめて他のいろんなことがらについて、中途半端でいるのを止めないと。
「性同一性障害」と「中途半端な生き方」を、ごっちゃにされたらたまんない。
他の当事者にも迷惑だ!
人に侮られるような生き方をするのは。
……それにしても、世の中には
「こちらには悪意がなかったんだから、それを誤解して悪意あるもののようにとるそちらが悪い。
でも、許してあげる」
という人がいる。っていうか、多いし、もしかしたらそれが「常識」なのかも。
自分の心を守るための「常識」……っていう言葉、私はあまり良い意味で考えてないんだけど。
でも、それを言うなら私だって悪意はなかったのに元パを傷つけてしまったことがある。
彼女はそれを許してくれようとしても私に対する恐怖とか不信とかは払拭できないだろうし、
何よりも私自身が自分のことを許せない。
いくら悪意がなかったからって、相手に拭い去れない恐怖を植え付けるなんて、最低。
(って、私はあまりにも自罰的にものごとを捉えすぎるし、そういうことを臆面もなくこういうところに書きすぎる。
きっと、「私はそんなことゼッタイにしない!」と勝ち誇ったように思う、気が付いていないだけの人がいっぱいいるんだろーな。
「おまえと一緒にするな」と思っている人、要注意だよ)
実際は、たぶんそれに等しいか、満たないにしてもそれに近いほどの代償を、私は払っていると思う。
代償はあくまで代償でしかないけど……
だからこそ許せないとしか思えないんだけど……
人は誰でも、自分に対してどうしても許せないことの一つや二つや三つや四つや……数限りなくあるはずだ。
きれい事で生きるわけにはいかない。
ただ、きっと、もう一つ大切なのは、「罪を憎んで人=自分!を憎まず」なんだろうな。
私にはまだ、できないけど。
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11月29日(木)
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