ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■歴史の中の人生 / ジェンダーと「シュミ」 / 他
という思い込み、すっごく恥ずかしい。

「この子は私の音楽を理解し、共感してくれる!
もしかしたら一生、私と一緒に音楽を続けてくれるかもしれない!
この子と結婚しよう!
(そうすれば私の『性』は永遠に音楽に『翻訳』されつづけるから、
女の子どうしだなんてバレはしない!!!! やったあー♪)」

あーあ、もう……(#-_-#;;;
(禁断のタグ↑……って誰も禁止しちゃいないけど、自戒を込めて……
使いたくなるほどハズカシイ)
こういう勘違い、今までに2度もしてしまいましたよ。
そのうちの1度は、なんと籍まで入れちゃいましたよー……

もちろん、私にとって「音楽」は、
男とか女とかいうこととは関係なく成立するものになっていたし、
だからこそ、私は音楽活動をいちばん盛んにやっているさなかに
「男になる」ことができて、まさにその頂点ともいえるときに
子供をもうけることまでできたんだし……

そりゃいいんだけどさ。
相手にとっては音楽はやっぱり二の次だったわけで。
っていうか、ふつう
「息をするのと同じくらい音楽がないと生きていけない」
なんてこと、ないんですよね。
……まあ、生まれて間もない子供連れてライブとか見に来てくれてたほどだから、
精一杯つきあってはくれたけど。
彼女は私ほど「音楽ではなくなっていた」。

……

あれれ、また自分の愚痴になっちゃった。

しかも、けっきょく懲りてないんじゃないの。
ああ。
「業」だわね。

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男と女の、「シュミ」についての捉え方の違い。
(こういう「違い」をあれこれするのは止めた方がいい、という気がとても強くするのだけれど、
面白いし、なんだか自分の立場からだと見えやすいのかも、とか
思ってしまうので……危険な思い込みだけど(-_-;)

男の捉え方:
「シュミ」は社会とつながるためのツール。
自分が社会性を獲得するためには必須かも。

女の捉え方:
「シュミ」は自己表現のためのツール。
社会性を獲得するのはあくまで自分。

いきなり社会性獲得のツールになってしまうか(=男)、
「自己」というフィルターを通して社会化するか(=女)、
という違いがあるように思えて仕方ありませぬ。

もちろん、女の子にしたって、同じ漫画で盛り上がることができれば
「この人は自分をわかってくれる」
と思うのだし、
男の子だって「シュミ=自己表現のツール」という要素は強いと思う。

ただ、人とつながるのに「シュミ」、それも他の人にはあまりわからない趣味だけでつながろうとするのは、
女の子にはあんまり見られないような気が。
いくら趣味性の強い表現の仕方をしていても、
あくまで表現主体の「自己」のほうに重きをおいているような気がする。

あと、男の子が「レアなシュミ」で人とつながろうとするとき、
なぜか「強引」な感じがして、引いてしまうことが、……
私は、多い。
相手が見えなくなって、「自分の感覚」だけで相手に押し付けてしまう。

そう言っている私も、ときどき、ううん、しばしば、
自分のシュミを人に押し付けているような気がする。
自分のそういう部分が出てくると、なぜか
「おいおい、なんだかテス(トステロン)でラリってるみたいだゼ?!」
と、自分で揶揄したくなってしまうのである。

(あと、けっこう疲れてしまうのであんまり行かないけれど、
「2ch」なんかで書き手が男っぽいタイプか女っぽいタイプかを見分けるのに、
なんとなく上の基準がつかえるような気がする。
女の子が多い「板」は荒んだけなしあいになることが少ないような気がする……
幻想かな、やっぱ?
でも、女の子って、相手が動物的な威嚇を始めた時に、
反撃するよりも回避する傾向が強いのでは?
男がそういう状態に陥ってしまったら、逃げる以外に対処のしようがないじゃん。
とりあえず、男の「怯え」が収まるまで、遠巻きにして眺めるしかないんだもん)

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