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doo-bop days
by ブーツィラ
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■ザ・ビートルズ“偽モノ”ディスク & 『ジョアン・ジルベルトの伝説』廃盤
■4月半ばに『Amazon.co.jp』から入手したザ・ビートルズの4CD『The Capitol Albums Vol.2』(US盤)。黄色いステッカーの商品番号の末尾に「SK1」との表記がない“偽モノ”(ステレオを単に束ねたモノラル。エラー盤)のため、2ヶ月近く未開封のまま放置している。
4枚組『The Capitol Albums Vol.2』のEU盤のうち、「Beatles 6」と「Rubber Soul」の2枚のミス・プレス盤を東芝EMIに送ると、“本モノ”(真正モノ・ミックス。修正盤)に交換してくれるらしい。欠陥商品であるわけだし、当然である。遅まきながら『音楽中心日記』(2006年6月7日付)で知った。
ただし、東芝EMIが交換に応じてくれるのは、東芝EMI経由であるEU盤のみで、私が持っているUS盤は管轄外。『レコード・コレクターズ』6月号(ザ・ビートルズ特集)P.80にも書いてあるように、アメリカ・キャピトルは東芝EMIなどに交換業務を委託して、日本国内のUS盤購入者へのディスク交換に応じるべきだろう。
一方、『Amazon.co.jp』の対応は、
「なお、メーカーサイトでは、アメリカ国内向けに販売した商品につきましては、オリジナル音源(モノラルマスターミックス盤)の商品と交換対応をしておりますが、アメリカ国外に在住のお客様につきましては、メーカーの意向により交換対応はしておりません。恐れ入りますが、Amazon.co.jpでは次回以降生産を予定している、オリジナル音源(モノラルマスターミックス版)の商品の入荷時期は未定となっております。そのため、お届けした商品にご納得いただけない場合には、開封、未開封に関わらずご返品いただきしだい、商品代金を全額ご返金いたしますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。」とのこと(『Amazon.co.jp』に問い合わせた方への返信メールより)。
最低でも1回は聴いてから『Amazon.co.jp』に返品し、『The Capitol Albums Vol.2』の修正盤を改めて購入したい。

■『週末JAZZのページ』 (2006年6月9日付)によると、EMI KOREAから復刻された『The Legendary Joao Gilberto − The Original Bossa Nova Recordings(1958−1961)』(邦題『ジョアン・ジルベルトの伝説』, ディスクユニオン)は、「今後の入荷はありません。生産も終了のようです」とのこと。案の定、発売から1ヶ月もしないうちに廃盤となったようだ。ジョアン・ジルベルト側からクレームでもついたのだろう。
ところで、私は『The Legendary Joao Gilberto』(全38トラック)を聴く際、収録されている3枚のアルバムのうち、聴きたいアルバムをオリジナル・アルバムの収録曲順にCDプレーヤーにプログラムして聴いている。参考までに、オリジナル・アルバムの収録曲順を記すと、以下のようになる(オリジナル・アルバム未収録の37と38を除く)。
『Chega De Saudade』(1959年)
→1, 9, 18, 11, 19, 24, 2, 22, 23, 10, 12, 13
『O Amor, O Sorriso E A Flor』(1960年)
→3, 33, 30, 7, 35, 36, 31, 4, 29, 34, 20, 14
『Joao Gilberto』(1961年)
→27, 8, 5, 28, 25, 6, 32, 17, 15, 26, 21, 16
1stアルバムの擬似ステレオ、1枚のCDに38トラックが収まるよう短く編集された曲、そしてこのメチャクチャな曲順では、ジョアン・ジルベルトが激怒するのも当然だ。ジョアン・ジルベルトがこのCDの発売を許可するとは思えない。
■6/11(日)21:00〜22:00にNHK教育テレビで放映される『N響アワー』。今回は「池辺晋一郎の音楽百科〜日本の響きを求めて」とのことで、楽しみにしている。
− 池辺晋一郎の音楽百科〜日本の響きを求めて −
「交響詩“曼陀羅の華”」山田耕筰・作曲、[管弦楽]NHK交響楽団、[指揮]外山雄三 〜東京・サントリーホールで録画〜
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06月10日(土)
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