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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■昇級戦なのに即通用する馬が多くなった理由
新人M単戦士★じゃじゃ馬さんの日記に
「大発見!今年初日(6日)京都の勝ち馬が27・28日の開催で出てきてムッチャ好走してる!!」
と、書いてありました。
例として…
シャドウストライプ
→日曜京都9RバイオレットS一番人気圧勝。3連勝
6日京都6R勝ち馬ハイパーレスポンス
→土曜東京10R箱根特別完勝。休養明け2連勝
6日京都12R勝ち馬ピサノアルハンブラ
→土曜京都メイン橿原Sで2着。
6日京都7R勝ち馬トーセンマエストロ
→土曜京都10R木津川特別3着。
6日京都4R勝ち馬パレスショットガン
→土曜京都9Rこぶし賞3着。
…と、挙げられていました。
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さらに競馬データベースソフト「TARGET」の作者様★久根崎透さんのブログには
「レース数の変化」という題名で「昇級制度の変化と各クラスの層の厚さの低下」を挙げられております。
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この2つをミックスするとなるほどな〜〜と思った次第であります。
特に★久根崎さんの記事は私にとってまったく知らなかったポイントであり、目から鱗でした。
私はシャーベットトーンやアグネスアークが昇級戦でも通用する…と注目馬に挙げていましたが、あくまでその馬個体のつおさだけを見てそう思っていただけで、★久根崎さんのおっしゃっているような背景までを考慮したものではありませんでした。いやはや…。
そういえば、確かに以前は「勝って同条件」…というのがよくあったのに最近聞きませんよね。それはこういうことだったんですね。
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あとは
「勝ったら基本的に昇級」
という制度がどうして★久根崎さんがおっしゃっているような
「各クラスの層の薄さ」
に繋がるか…という理屈が理解出来るか否か…ですよね。
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…で、コレについては私はOKでした。理解…というか、体感的に分かりました。
何故なら私はM単【競馬予想大会】でクラス昇格・降格をいじくっている張本人であります。
M単の場合の昇格・降格は「相対評価」で決まります。あくまで一緒に戦っているメンバーとの位置関係によって決まる…ということです。
具体的に申し上げますと、Bクラスの方がAクラスに昇格するためには現在の場合Bクラスで19位までに入らないといけません。
この19位というのが、大会によって6600Pだったり、5700Pだったりします。これが相対評価。
絶対評価というのは簿記検定や自動車学科試験と同じように、○○点以上取ったら合格…というような方式です。仮に受験生全員が○○点以上取ったとしても全員が合格になります。
厳密に言うと少々異なるんですが、現在のJRAのクラス体系はこの「絶対評価」っぽいイメージをすればいいと思います(もちろん、個々のレースそのものは、ハナ差でも勝てばいいという相対評価のままです)。
とにかく一度そのクラスで勝ったら1つ上のクラスに昇級するんだ…ということ。
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じゃあ、なぜそれがクラスの層の薄さに繋がるか。
以前までなら、実力は十分にあっても昇格せずにそのクラスに留まっていた、あるいは1つ上のクラスでもやれそうな位の実力馬など、そのクラスの主(ヌシ)みたいな存在の競走馬がいたのですが、現在はそういうのがなくなってしまった…ということです。
M単で言えば「Bクラスで5000P以上獲得すれば全員Aクラス行きですよ」という方式になってしまったわけです。Bクラスで6500Pを獲得して実力的には十分Aクラスでやれるのに、Bクラスに留まってるM単戦士…というのがいなくなってしまった…というイメージです。
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02月01日(木)
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