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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■岐阜城北 vs 横浜 「爽やかなのかもしれないが…」(図解入り)
野球に詳しい人なら私の言ってるコトが伝わると思いますが、ちょいと聞いてくださいな。
仕事から帰って、家族でNHKのニュースを見ながらメシを食ってたら、ちょうど選抜高校野球をやっていました。
そこで地元ともいえる岐阜の岐阜城北VS横浜の模様をやってしました。
アナウンサー
「三回2死無走者から白井…」
バックネットから見た画面が流れてきました。
投手が投げた!
カキーン!
(打球はライト線への強烈なライナー!)
その瞬間、私は
「飛びつくなよ!」
↑
飛びついてはダメだぞ!の意味です
と叫びました。
しかし、ライトの選手は果敢に飛びつきました。
結果は、打球は無情にもライトのクラブの上を越えていき、無人のライト線を転がり、ランニングホームランとなってしまいました。
その後は一気に4点を加えてこの回5点。
最終的に12対4で岐阜城北は破れてしました。
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さて、キツイことを言うようですが、あの場面のライトの選手のプレーは
『完全なミス』
です。極論で言わせてもらえば、このプレーでこの試合が決まってしまった…と言ってもいいです。
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おさらいしましょう
3回表、得点は0対0、ランナー無しで、横浜1番バッターの白井君
という場面です。
そして打球は打った瞬間に明らかにヒット性とわかるライナーがライト線に飛びました。
この場面、この打球に飛びついてはいけません。
ランニングホームラン…という結果を見たから言ってるのではありません。証拠にうちの家族に聞いてください(笑)。私は結果を知らない状態で、ニュースを見ていて、打球が飛んだ瞬間に「飛びつくなよ!」と叫んだのです(しつこい:笑)。
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では、解説しましょう。野球経験者ならこんなのは当たり前ですが、知らない人のために解説です。
状況はゼロ対ゼロで3回表の「ツーアウトランナー無し」です。
次に打球の方向です。飛んでいったのは「ライト線」です。
補足しますが、バッターは右打者でした。
通常、右バッターの時の外野の守備隊形は、
★レフト
レフト定位置(長打力の有無によって深さは変わる)
★センター
レフトよりの左中間に寄って守る
★ライト
低位置よりややライト線寄りに守る
これが、オーソドックスな守備隊形です。
岐阜城北がこの場面で実際にどんな守備隊形だったかは正確にはわかりませんが、おそらくはこれに近いカタチだったのは間違いありません(結果が証明してるので)。
この守備隊形の特徴は、「右中間が大きく空いている」ことです。さらに詰めると「ライトはひとりでライト線から右中間の広〜いエリアを守っている」状態なんです。
この守備隊形でライトが「一番してはいけない」ことはライン際に飛んだ打球を後逸することなんです。
なぜなら、「カバーする人間がいない」からです。
センターは左中間よりに守っているのですから、ライトのいる場所まで辿り着くだけでも10秒以上掛かってしまします。
もし、前進してきたライトがボールを後逸することがあれば、ボールは無人のライトフェンスあたりまで転々としてしまう…ということだったのです。
〜〜〜〜〜
少し冷静に考えれば…
というより、定石で考えれば、あの打球が飛んだ瞬間にライトがすべき仕事は、クッションボールを誤らずに処理して、2塁打で止めるため、直接の捕球は即座に諦めてスグに「ライトポール際に走る」ことです。
それを何故、無理に飛びついたりしたのでしょうか。飛びつく…ということは、すぐに「次の動作には移れない」んです。
ライト線間際で飛びついて良いのは、
1 打球が明らかにファールボールであるとき
2 打球の勢いがない、フラフラ〜としたポテンフライになりそうなとき
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04月03日(月)
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