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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■日曜日の注目馬&土曜日の回顧
結果、内からも外からも寄られて馬群から弾き飛ばされてしまってガックリ…というわけです。

1枚目と3枚目を比較すると全然馬群の散らばり具合が違うのがよく分かるかと思います。


一方、シンボリプレオの武幸四郎騎手の前はマルブツシルヴァーがいて邪魔だったんです。そこでシンボリプレオはジワジワと左に寄ってきてライトニングボールが進もうとしてた進路を横取りしちゃったんです。

さらに悪いことは重なります。ライトニングVSシンボリの進路争いとは別に、大外では福永騎手のジョウノオーロラが思いっきり内に斜行してビッグファルコンの進路をカット。

あおりをうけてビッグファルコン→トップオブツヨシ→ヤナギムシとドミノ式に内に寄れていき、シンボリプレオに進路を横取りされて立ち往生をしていたライトニングボールにさらに2つ目の不利がやってきた…というわけです。


競馬はこのように不利を受ける確率を考えたら圧倒的に前にいた方が有利です。騎手も当然そのリスクを承知のうえでレースをしている(と思う)わけで、不利うんぬんはある程度仕方ない部分もありますが、この時の不利は前がポッカリとひらいていただけにかなり悔しかったですね。

後ろからいって不利を受けたくなければディープインパクトのように大外からブン回して差しきってしまえばいいんです。

でも、それが出来るのは怪物ディープインパクトだからであって、ライトニングボールのような条件馬はそれをやってしまっては並んだところで脚色が同じになってしまうかと思います。


完全な結果論を申しますが、この時のライトニングボールは直線向いたときにシンボリプレオの外に出さずにそのままインベタで追えば良かったんです。

そしたら、最後の画像で分かるとおり最内がキレイに空いていたことになります。


こういう空きそうなところを見つける「野生の勘」みたいなものも騎手には必要ですよ。

小樽特別のようにうまくいくときもあれば、この摂津特別のように最悪になることもあります。

レースを重ねていって、イチかバチかで当たりを引けるような騎手になってほしいですね。


安藤勝騎手はこういうところでスリ抜けるのが上手いです。例がちょっと古いですが、ゴールドアグリの新潟2歳などは(外が有利な馬場だったので)他馬が外へ外へ進路を取ろうとするところを一旦微妙に…なんですが内に内に進路をとります。

そして密集地帯をスリ抜けたあとで改めて外に出しています。うまく表現出来ないんですが、空間の使い方と他の馬の動きを読むのがうまく、それをヒラリとかわすのも上手いな…という感じなんですよ。単に政治力があるので他の騎手が避けてくれる…というのもあるのかもしれませんが。


ジャパンカップで★たまバスさんにこのことを話したら「ああ〜、そうですよね」とおっしゃってくれたんで嬉しかった。


さて、話を戻して…。

藤岡騎手が乗ったときは「馬券圏外→圏内→圏外→圏内→圏外」…とキレイに交互に来ていますから次は来る番です(笑)。

直線が長い外回りはもちろんマルなんですが、表裏一体の要素としてスタート後の追走に苦労しそうですネ。

スローで流れた阪神外回りでさえも折り合いに専念・末にすべてを賭けた…とはいえ最後方からの競馬になってしまったので…。

この馬はテン3Fはだいたい36.5でしかいけないんです。それを補えるプラスアルファとして札幌1500mで内枠を引いたときはコーナーをうまく利用して6〜7番手からレースが出来たんですが…。京都外回り1400mではそういうことも期待出来ません。


結局のところ、藤岡騎手には前走と同じく、直線で前が詰まるかもしれないリスクを背負っても、どっかでインにつけて、インベタ追走で少しでも直線に向いたときに前との差が少ないように乗ってくれればOK。

今回はこの馬がここ数走戦ってきた面子に比べて、相手関係は楽になっています。ここが今回の狙いの理由づけですね。



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01月14日(日)
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