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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■小牧太騎手・応援日記「3」の紹介
どの馬が抜け出して来るのか分からない中、外からナムラクレセントが一追いごとにグイグイと伸びて来た。しかしその後ろからスマートギアが猛然と迫り、ラスト1F過ぎからはこの2頭が内外で馬体を併せての壮絶な追い比べだ。

右ムチを連打して内で粘るフトシ、左ムチで外から差し切りを狙う武。一時はスマートギアに差されたかと観念したが、ナムラクレセントはゴール前でもう一度グイッと伸びて1着、この際どい接戦をモノにした。

勝ち時計も極めて速く、58キロを背負った馬同士のデッドヒートは見応え十分。気が付くとフトシの名前を連呼していた自分も声が嗄れていたほどの凄まじいレースだった。


ウイナーズサークルで見るナムラクレセントの勇姿。「よく頑張ったなぁ。えらいぞ」と思わず心の中でつぶやいた。

本当は感激で涙が出そうになったけど、周りに大勢の人がいたこともあり、何とかおさまった。

後ろにいた園田競馬のファンらしきオッちゃんが

「太が追い比べで武豊なんかに負けるわけないわ!これが小牧太の実力や!」

と顔を上気させながら興奮気味に大声で話している。オッちゃん、僕が言いたかったことを代わりに言ってくれて有難う。

勝利騎手インタビューで「ナムラクレセントの根性を見ました」と語っていたフトシ、元々実力があるのは判っていたが、こうして自らの手綱でオープン昇格を果たしたのだから気分はいいはずだ。

続いて表彰式が行われたが、よく見るとさっきパドックでおかしな行動を取っていた若い兄ちゃんが馬主の台に上がっているじゃないか。なんや、あんた馬主代理だったのか。

ともかく、これでナムラクレセントは堂々オープン馬の仲間入りだ。2走続けて58以上を背負ったことだし、まずはレース後も脚元が無事であることを願いながら次走を楽しみにしよう。

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小牧太騎手・応援日記「3」
http://futoshi-support.at.webry.info/

昨日もナムラクレセントがアンドロメダSでえげつない勝ち方をしたので更新が楽しみですね。

11月15日(日)
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