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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■ランキン馬主への道? その58  ラプスドールは無念の2着
しかし、今日は歩いて集団についていき、直線を電光掲示板の方向へ。

こんな事は最近なかった光景だ。


さすがに何頭かが返し馬に入り、目の前を走っていくのを見て気合が入ってきたか、うるさくなってきた。

福永騎手も途中でクルリと馬を反転させる。返し馬に入る…。


掛かるでもなく、やる気がないでもなく、実にいい感じでゆったりと、それでいて力強さを感じる大きなフォームでの返し馬。

ここ2走もリラックスしていい返し馬だったが、これはデビューして7戦、過去最高の返し馬が出来た。


これなら…と思い、これまで6戦連続で複勝勝負だったラプスドール馬券は、ついに「単勝」へと格上げ。

単勝10000円をIPATで購入して、私自身も退路をなくす。決めてくれ…!


さて、ラプスドールばかりに目がいってしまったが、強敵トーアシシイはどうか。

こちらもパドックではさほどではなかったが、走らせるとやはりいい。力強いフットワークでありながらリズミカル。走ってきそうな雰囲気だ。


スタートまではあと10分。

この時間は毎回何とも言えない時間。

鮮やかに先頭でゴールを駆け抜けるラプスドールを想像したり、逆にスタートで躓いて落馬する光景が浮かんだり、前の馬が落馬して事故に巻き込まれるラプスドールを想像したり…といろいろです。


やはり無事に走ってほしい。早く休ませてあげたい、それには勝つしかないんだ…。


いよいよ発走。さすがにスタート前ともなると閑散としていたスタンドにも人が集まってきた。


スターターが旗を振って、ゲート入りが始まる。ラプスドールもすんなりと入った。

厩務員さんが顔をナデナデして落ち着かせてるのが分かる。

他の馬もすんなりと入り、スムーズにゲート入りが完了。


スタート!

ポンッと出たサンデーレーシングの勝負服が見えた、ラプスドールは好スタート!


「よし!」


まずは第一関門突破!


そして逃げられるか…!

インからスッと先頭に立つラプスドール。


しかし、その外からグワワーと加速したニシノシュクランが一気にハナを奪う勢い。

ラプスドールも一瞬だけ内から並びかけようとするも、ニシノが譲りそうにないと見るやスッと控えたラプスドールの福永騎手。


(あ〜逃げられない…)


逃げられなかったのは想定外…。しかしもうしょうがない。

逃げ馬の直後で控えるカタチになったが、手ごたえは良く、いい感じで追走している。


(よし、これならまあまあ)


トーアシシイはどこだ?


なんと、中団あたりにつけると思っていたトーアシシイ、こちらもいつになく行き脚がついてラプスドールのちょっと後ろの好位にいるではないか。


(ちくしょ〜、なんでお前がそこにいる…!)


しかし、トーアシシイは外枠。前走のラプスドールのように外々を回らされている。


(これなら内外の差でまだわからん!)


勝負どころの4角。まだラプスドールの手ごたえは十分。

しかし、逃げ馬と番手の馬が前にいて、前が壁になりそうだ…。


直線!

逃げ馬がやや垂れてきて、番手の馬が外にいて狭くなる…。

うううう〜。


「抜けろーっ!」


さすがにここは声が出る!

番手だったバーネットはもう余力なし、ここで空気を読んだか荻野騎手が締めていたコースを少しだけ空けたように見えた。

そこを抜けたラプスドール!


「よしっ!」


しかし、気づいたらすでにトーアシシイがラプスドールの外を交わしに掛かっていた!


「ああっ!」


だが、こちらももたついてる間に脚を溜めるカタチになっているハズ、伸びてくれ!


しかし、私の願いも空しく脚色はむしろトーアシシイ。


ゴールまでは残り100m、もうダメだ…。



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06月04日(土)
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