ID:44060
M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
[912578hit]
■ランキン馬主への道? その58 ラプスドールは無念の2着
しかし、今日は歩いて集団についていき、直線を電光掲示板の方向へ。
こんな事は最近なかった光景だ。
さすがに何頭かが返し馬に入り、目の前を走っていくのを見て気合が入ってきたか、うるさくなってきた。
福永騎手も途中でクルリと馬を反転させる。返し馬に入る…。
掛かるでもなく、やる気がないでもなく、実にいい感じでゆったりと、それでいて力強さを感じる大きなフォームでの返し馬。
ここ2走もリラックスしていい返し馬だったが、これはデビューして7戦、過去最高の返し馬が出来た。
これなら…と思い、これまで6戦連続で複勝勝負だったラプスドール馬券は、ついに「単勝」へと格上げ。
単勝10000円をIPATで購入して、私自身も退路をなくす。決めてくれ…!
さて、ラプスドールばかりに目がいってしまったが、強敵トーアシシイはどうか。
こちらもパドックではさほどではなかったが、走らせるとやはりいい。力強いフットワークでありながらリズミカル。走ってきそうな雰囲気だ。
スタートまではあと10分。
この時間は毎回何とも言えない時間。
鮮やかに先頭でゴールを駆け抜けるラプスドールを想像したり、逆にスタートで躓いて落馬する光景が浮かんだり、前の馬が落馬して事故に巻き込まれるラプスドールを想像したり…といろいろです。
やはり無事に走ってほしい。早く休ませてあげたい、それには勝つしかないんだ…。
いよいよ発走。さすがにスタート前ともなると閑散としていたスタンドにも人が集まってきた。
スターターが旗を振って、ゲート入りが始まる。ラプスドールもすんなりと入った。
厩務員さんが顔をナデナデして落ち着かせてるのが分かる。
他の馬もすんなりと入り、スムーズにゲート入りが完了。
スタート!
ポンッと出たサンデーレーシングの勝負服が見えた、ラプスドールは好スタート!
「よし!」
まずは第一関門突破!
そして逃げられるか…!
インからスッと先頭に立つラプスドール。
しかし、その外からグワワーと加速したニシノシュクランが一気にハナを奪う勢い。
ラプスドールも一瞬だけ内から並びかけようとするも、ニシノが譲りそうにないと見るやスッと控えたラプスドールの福永騎手。
(あ〜逃げられない…)
逃げられなかったのは想定外…。しかしもうしょうがない。
逃げ馬の直後で控えるカタチになったが、手ごたえは良く、いい感じで追走している。
(よし、これならまあまあ)
トーアシシイはどこだ?
なんと、中団あたりにつけると思っていたトーアシシイ、こちらもいつになく行き脚がついてラプスドールのちょっと後ろの好位にいるではないか。
(ちくしょ〜、なんでお前がそこにいる…!)
しかし、トーアシシイは外枠。前走のラプスドールのように外々を回らされている。
(これなら内外の差でまだわからん!)
勝負どころの4角。まだラプスドールの手ごたえは十分。
しかし、逃げ馬と番手の馬が前にいて、前が壁になりそうだ…。
直線!
逃げ馬がやや垂れてきて、番手の馬が外にいて狭くなる…。
うううう〜。
「抜けろーっ!」
さすがにここは声が出る!
番手だったバーネットはもう余力なし、ここで空気を読んだか荻野騎手が締めていたコースを少しだけ空けたように見えた。
そこを抜けたラプスドール!
「よしっ!」
しかし、気づいたらすでにトーアシシイがラプスドールの外を交わしに掛かっていた!
「ああっ!」
だが、こちらももたついてる間に脚を溜めるカタチになっているハズ、伸びてくれ!
しかし、私の願いも空しく脚色はむしろトーアシシイ。
ゴールまでは残り100m、もうダメだ…。
[5]続きを読む
06月04日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る