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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■番外編:不利を受けて勝ったのにやり直し?
誤審によって不利益をこうむったのは「勝ったウズベキスタン」の方です。幻の2点目となったウズベキスタン。ワケが判らないけど、どうにかその試合を押し切ってこの大一番、見事に貴重な勝利をものにしました。

試合後、調べたらやっぱりルールと違うことが判る。収まりがつかないウズベキスタンがFIFA(W杯運営してるところ)に文句を言いました。

そもそもウズベキスタンの提訴の内容は「1−0で勝ったけど3−0にしてよ」という内容でした。

ところが、FIFAの裁定は「試合やり直し」です。

とことんついてないウズベキスタン…。勝ったウズベキスタンにしてみれば、不利をこうむったにも関わらず勝った。「勝ったけどこんなコトがあったんだよ。チョット文句言わせてよ」というつもりで提訴したのです。

まさか「試合やり直し」なんて事態は想定外でしょう。不利があったにも関わらず勝った…でも収まりつかないから文句言った。主張は認められたが肝心の「勝利」までもが取り消されてしまったのです。

普通だったら、

1 誤審を認めたうえで審判の判定は絶対なのであの試合はあれで1−0で確定。でもルール教育するとかして、審判の質の向上に努めるよと回答する。
2 誤審を認めたうえで主張を認めて3−0で確定。

私の感覚ならこの2つくらいしか選択枝がないのですが、FIFAの裁決は世界中のサッカーファンを驚かせました。

何が問題か。

「不利をこうむった側がどうにかして勝ったのに、それを取り消した」ことです。FIFAの会長は実はコンピュータなのでしょうか(苦笑)。

もう一回お茶入ります

〜〜〜〜〜〜

競馬で言えば、今年のプリークネスSではこんなコトがありました。

4コーナー勝負どころでまくっていったアフリートアレックス。ところがスピートがのったところで前を走っていた馬が外に急にヨレて接触!

あわや大惨事となっても不思議でなかった落馬寸前の不利を受けたアフリートアレックス!

しかし、騎手と馬がまさに奇跡的な踏ん張りを見せて、神がかり的に体勢を立て直し、直線信じられない豪脚で圧勝しました。

あのレースでも不利を受けたのはアフリートアレックス。勝ったのもアフリートアレックス。それならアフリートアレックスの勝ちでイイですよね…。決して

「アフリートアレックス号は不利を受けたのでレースやり直し」

なんてコトにはなりません(笑)。

この場合判定の問題とは違うので明確に同じ土俵で比較するのは違うかもしれませんが、「不利を受けた方が勝った」という事実に関しては同じです。

でも、FIFAはそうじゃなかった。ウズベキスタンの抗議を受けたFIFA…

FIFA
「ああ、こりゃ完全に吉田君のミスだね。悪かったネ。じゃ、また今度試合やり直しましょう」

ウズベキスタン
「そうでしょ誤審でしょ。もう〜気をつけてよ。…え?ってか最後何て言った?」

FIFA
「試合やり直し」

ウズベキスタン
「はああああ?何言ってんのアンタ?被害こうむったのは私達ナノヨ。勝ったのも私タチ。勝ちは勝ち。そもそも1−0じゃ納得いかないから3−0にしてよと言ってるんです。なんで試合をやり直すんですか〜〜〜!試合をやり直すくらいなら提訴なんてしてないよ。提訴」

FIFA
「誤審だから試合やり直し」

ウズベキスタン
「ノオオオ!ワケわかんない…。もうイヤ…(涙)。こんなことなら提訴しなけりゃ良かった…」

〜〜〜〜〜〜〜

というわけです(苦笑)。私の感覚で言えば、不利を受けた方が勝ったんだから、結果自体はそのまま確定でいいじゃん…と思うんですけどね…。

ちょっと話は戻ります…。

だいたい、あのプレーが逆だったらどうでしょうか。つまりPKが失敗していたら…です。蹴った側が違反を犯した場合でもPKをやり直しとするのでしょうか…(ここ教えて下さいよ)。


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09月15日(木)
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