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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■番外編:「PAT」か「マークシートで現金」か…を考察する
★Toshiさんがおっしゃったような「現金じゃないと買った気にならない」…というのは、まあその通りの部分もあると思います。
ただ、世の中の流れは間違いなく「キャッシュレス」の方向に向いています。アメリカではカード社会が既に定着しています。
また、日本でも昔では考えられなかった偽札や偽硬貨などが出現して現金への信頼が揺らぎつつあります。まあ、一方で銀行のキャッシュカードの磁気カードが簡単に偽造されたり、クレジットカードの個人情報が流失して無断悪用されたりする問題が発生しており、現時点ではどっちもどっちといえる状況ではあるかもしれませんが…。
日本でも今年新札が発行されたのは記憶に新しい出来事です。しかし、政府が「偽造は不可能」と胸を張るこの新札も、印刷などさまざまな技術が発達した現代では、あと5年もすれば、日本全土が偽札で溢れ返って大混乱に陥る可能性も否定できません。冗談ではなく「現金お断り」というお店が出てくるかもしれません。
また、着メロをダウンロードするのに既に「モバイル決済」はごく一般的ですし、ヤフーのオークションなどでも現金のやり取りよりも「カード決済」をはじめとする「電子決済」を利用する比率が年々上昇しています。
「現金じゃないとモノは買わない、買った気にならない」などとは言っていられない時代がすぐ目の前に来ているように私は思います。
言い方が適切じゃないかもしれませんが、我々は「キャッシュレスにおける金銭感覚」を身につける必要があります。金銭感覚というのは人それぞれ育った環境に大きく左右されると思いますので、「わしは現金じゃなきゃアカン…」という人もおられるとは思いますが…。
…
…ん〜?
…なんか話がまったく違った方にそれてしまいました。PATの話に戻します(汗)。
どんな物事も、長所と短所は表裏一体ですが、PATについてはそれが顕著に表れているなあと思います。
上に挙げたような例の他にもまだイロイロあると思いますが、おおまかに言うと…オッズなどを含めた馬券購入に関する情報収集や、便利な馬券購入ソフトによって成せるきめ細やかな馬券購入など、馬券購入に対する優位性は「PAT」、競走馬・馬場の状態などの情報収集に対する優位性は当然現地にいる強みで「競馬場」でしょう。
残念ながら、これまで私達の競馬をイロイロな面で支えてくれた功労者の「ウインズ」ですが、今後は馬券購入の面においても、情報収集の面においても、存在意義が薄くなっていくと思います。
PAT会員はこれからも増えていくでしょうから、少しずつウインズが廃れていくのは仕方ないでしょう。まあ、強いてあげれば「パソコンや携帯がいじれない人」に残された馬券購入場所…でしょうかね。
競馬場の役割はこれまで、レースが実際に行なわれるという興行場所としての役割と、馬券購入場所しての機能に大別されてきました。
あの券売機も昔に比べてビックリするほど便利になりましたが、それでもマークシートで塗りつぶすやり方は、PATでの購入に比べてスピード・正確性など全ての面で到底及びません。
実際にレースが行なわれる興行場所としての役割はこれからも永遠に変わりませんが、馬券購入場所としての機能の面は、PATに譲って無線LANなどの設備面を整える方向に重点を置いても良いのではないでしょうか。
ノートPCがDELLならOSまで付いて69800円など、かなり安価になった今では、競馬専用の2台目のパソコンとしてノートPCを購入する個人も増えてくるでしょう。
それを後押しする意味でも、1台何百万もしそうなあの券売機を増やすことに比べて、(多分)安価な設備投資で大きな効果を生み出すと思われるネット接続環境の方を整備して頂きたいと私は願います。
現実に競馬場では「無線LAN」が導入されており、少しずつそのような方向に向かっているようなので安心ですが。
〜〜〜〜〜
★結論
将来的には『競馬場で現地や競走馬の状態を自分の目で確認しながら、購入は自分のノートPCのPATで』というのが最強のように思います。
★次善策としては
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07月19日(火)
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