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下僕日記
by 藍
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■Endless SHOCK DVD
翌年の2ヶ月SHOCKは、ホントにあれをひとりでやっちゃったよ!と。
ヒガシと光ちゃんの出番をほぼひとりで集約していて、MASKやミレショでも充分出ずっぱりだったのが、さらにホントに出ずっぱりになったんだよな。
そうそう。年内の「忠臣蔵」はともかく、年明けの「新撰組」はなんかとってつけた感満載だったんだけど、その秘密が今明らかに(笑)
そんな事情だったのかいな、と思いました。
それにしても。未だにコウイチ沖田の喀血シーンに血糊がなかったのが悔やまれる案件です。
あとグレ子(笑)愛しのグレ子ちゃんに魅せられたのもこの時だ。
ロープぐるぐるはこの時からだったのか。
「僕羽根」フライングが今観るととても「安全」に思えるのが恐ろしい。ぶるぶる。
この辺りまでは、光ちゃんの凄まじいまでの気合いとショー部分をがっちり魅せようとする心意気にのみただ拍手を送っていたんだよな。
舞台を支えようと悲愴なくらいに頑張ってる姿に私は惜しみない拍手を送ったんだった。
もーストーリーがどうのこうの言うのはしょーもない感じだった。
それがちょっと見方を変えたのが6月SHOCKからで。
光ちゃんが演出等々に関わってきたのもこの公演からという言葉になんか納得した。徐々にストーリーに「ああ、これならまだ」が増えてきたんだった。
階段落ちもここからだよな。
ショー部分はこの公演からいきなりぐん、とよくなった印象があります。
ひとりの観客としての自分が観ていた時の印象が、司令官光一さんの言うことにリンクしているということは、なんだか不思議でした。
6月といえば、忘れてならないのが初日の幕が上がる数時間前にやっちゃったケガなわけで。
光ちゃんが人前で悔しくて涙する姿を観たのは後にも先にもこの公演の初日だけだ。
現在のSHOCKのストーリーの根っこはここにあったんだなあ、と思った。
REAL SHOCKはですね。
月夜かなあ。あと、縦羽蝶のフライング。
燃える炎の羽を広げた蝶が飛び交うあれはすきだけど、ああ、筋繊維断裂ってこのフライングのせいだったんだ……
ディアナもこの時からですか。そうそう、ショータイムらしいショータイムがなくなったんだよな。私は別に全然OKだったけど。
これはいきなり銃で撃たれて死ぬ姉さんが実に謎だったんだよな。
初日観た後に「すっごい改良されてよくなったけど、二幕の謎解きまでは時間なくてできなかったんだねえ」と失礼極まりないが率直な感想を持った記憶があります。
あと、そうです。
光ちゃんから私、白い薔薇をいただいたのでした(笑)会話をしているのに、光ちゃんは私を全く見ていなかった。客席全部を見ていた。
すごいよ、この人。と心から思いました。
Shocking SHOCKはスーパースター様が初出だったんですね。
ああ、すきでした。スーパースター様。
それとリチャード三世。
光ちゃんのリチャード三世は、あんなに綺麗な人があえて醜く生まれ、人望のある兄たちを怨みねたむ役なのがミスマッチのはずなのに妙にはまった感じがしましたねえ。
直前に日生で市村さんのリチャードを観たばかりだったのでそれも不思議な符合だったな。
都合三回しかやらなかった白鯨に会えたのは僥倖に近かった。
Endless SHOCK。
いやあ、正直階段落ちの理由とかシチュエイションがEndless SHOCK以前はどんなだったか思い出せないです。
初日の後でみんなで飲みにいった時に、両手離しで「今回のがいい派」は私とSさんだけだったという(笑)
ご本人も相当気に入っているみたいですね。確かに最もできあがっていると思う。
だけど、まだまだ改良の余地もあれば直してもらいたいところもある。
んだけど。
今回のヒストリーを観て、帝劇に行った光一ファンが切ないほどに思っていることくらいはとっくの昔に光ちゃんはわかっていそうだなあと思いました。
正直、外部公演とか外部演出とか、とにかく全く自分の知らない人たちと世界の中に放り込まれて「今いる場所とは違う世界」を肌で感じてきてほしいという気持ちはMASKの頃から変わってないんですが、そんなことはとっくにわかっていることだろうさ。
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02月16日(木)
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