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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■タマキンはなぜ暴走するのか?



「タマキン」といえば昔は男性の股間にあるあの竿みたいなのと、玉みたいなのを意味したが、最近ではそれは国民民主党の代表の玉木のこととされている。そのタマキンが裏返るということをオレは少し前に書いたが、それどころか暴走(暴発)しているので今回はそのことについて書いてみたい。

「タマキンがグラビアアイドルと不倫関係にあった」

というスキャンダルが世間を賑わしている。まあ金も地位もある男はそれなりにモテるわけで、世の中というのはそういうものであり、そういうモテる男がそれを利用してあまたの女性と関係を持つというのは古来からよくあったことである。架空の人物である光源氏も、実在の在原業平もそうであったわけで、オレのようなモテない一般人から見ればうらやましいの一言でしかない。

 そのタマキンの不倫交際だが、もちろんタマキンというのはよく暴走するわけで、暴走しないようにするには厳しく己を律する道徳心や、ただ一人の女性を愛するという信念が必要なわけである。なかなかそういうわけにもいかないのが世間のモテる男たちなのである。モテないオッサンはただただ「不倫する男なんて最低だ!」と語るが、そういう男に限って美女に誘われれば簡単に落ちる。オレのようなまともな男でも、突然20代の美女から「あなたを愛しています」と誘惑されれば平静では居られない。だから「ハニートラップ」なるものが仕掛けられるのである。

 どういう男が浮気しないのかと訊かれると答えにくいのだが、オレの答えはやはり「モテない男」ということになる。モテない男はそもそも浮気したくてもできないのであり、告白しても振られるし、下手に誘うと「セクハラ」とされてしまうわけだ。それで痔民党の国会議員さんの中には海外で性事活動に励み、ロリコンなどの歪んだ欲望を発散させている方もいるとかいないとか、Nとかいう議員はベトナムで4Pという行為に及んだと文春に書かれたりするわけである。

 ここまで書いてもタマキンが暴走する理由について触れてないのだが、きっと彼は特権階級の方なのだ。もはや平安時代の貴族の価値観なのである。妻妾同居が普通だったあの時代の感覚なのだ。だから妻が同席しているパーティーに愛人も呼べるのである。もはやそれはビジネスパートナーであり。そのパートナーと仕事の打ち合わせをするわけではなく、お互いの性欲も発散し合っているだけなのだ。だったらもう公然と開き直ればいいのである。日本では非難されても、欧米ではそういうことは普通かも知れないからだ。

 昔、石田純一は「不倫は文化だ」と語った。タマキンにはそれくらいの開き直りを見せて欲しかったのである。「政治は性事だ」くらいのインパクトのある発言をして欲しかったのにあっさりと謝罪して終わらせてしまった。とても残念なのである。

 芸能人同士の交際があるように、政治家同士の交際や不倫もきっとあるんだろう。人間は煩悩から逃れられないのである。ただ、選挙期間という大切なときに何をやってるのかというのが世間の捉え方だろう。タマキンの頭の中では、国民の「生活」よりも愛人との「性活」が大事だったというだけのことである。


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11月14日(木)
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