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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■政治家の人間性について
2002年9月17日、北朝鮮側から横田めぐみさんが死亡したと知らされ、横田さん夫妻が涙の記者会見を行ったことがあった。その記者会見に小池百合子は同席していた。終了後、部屋に忘れたバッグを取りに来た小池百合子は「あったあ、バッグ、私のバッグ拉致されたかと思った」と言ったそうである。その話に関しては蓮池透さんがツイッター(今のX)で2018年8月22日に書いている。蓮池さんはその時以来小池百合子のことを信用していないそうである。
いくら頭が良くても、すぐれた政策を持っていても、ゼニがあっても、人脈をたくさん持っていても政治家はそれだけではダメだと思う。政治家に必要なのは人間性であり、思いやりの心である。社会的弱者に寄り添い、痛みがわかる心である。
神宮外苑の伐採に関して、坂本龍一さんは生前に反対していた。計画を推進しようとする小池百合子に会見を申し込んでいたらしい。それは果たせないままにお亡くなりになってしまったそうだが、どうして巨額の不動産開発を推進しようとするのかというとすべてゼニである。それによって金儲けできる人たちが存在するからであり、そのおこぼれが政治家にも回ってくるからである。
大阪では万博、カジノ・IRという巨大利権が動いている。本来は能登半島地震復興のために使わないといけない人や資材が万博という馬鹿な無駄事業に浪費され、そのために能登半島ではまだほとんど被災地の片付けが進んでいないのである。断水が未だに解消していない地区もある。政治家はカネになることしか考えてない。政治家の役目がすべての国民の幸せな生活を保証することであるのを完全に忘れているのである。もしも岸田ではなく山本太郎さんが総理なら、即座に万博の中止と資源・資材を能登半島復興に集中することを宣言しただろう。もっとも山本太郎さんならそれ以前にカジノありきの万博計画なんて一蹴していたと思うが。
ほとんどの政治家、特に自民党や維新の連中は自分の金儲けのことしか考えてない。日本国民のために働こうなんて考えてる政治家はどれだけいるだろうか。山本太郎さん以外にそうした国士が一人でも存在するのだろうか。
政治家が詐欺師まがいの嘘を語り住民を騙し、ヒトラーのように対立と分断を煽って支持を集めるようなことも大阪で起きている。いつになったら住民達は目覚めてくれるのだろうか。そうした維新の詐欺が日本中で暴露され、いつか大阪が民主主義を取り戻す日をオレは夢見ている。
もしもオレが今20代の若者だったならば政治家を志しただろうか。人生をやり直すとしたらどんな生き方を選んだだろうか。こうして晩年になって思うのは、こんなひどい世の中を作ってしまった責任の一端が自分にもあるという贖罪の気持ちである。
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05月28日(火)
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