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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■維新、終わりの始まり
大阪府の大東市長選挙で、元市課長の逢坂伸子氏が初当選した。大東市では初の女性市長が誕生したのである。投票率は39・7%と相変わらず低いが、維新公認の前市議である石垣直紀氏(58歳)と、無所属で元中学校教諭の松浦哲朗氏(71歳・共産推薦)を破って当選した。結果的に反維新票は一本化できずに分裂したわけだが、それでも逢坂さんは吉村腐知事や藤田幹事長が応援に来るという逆風の中で見事に勝利したのである。オレは大東市民の良識を称えたい。そして未だに15000人くらい維新に投票する馬鹿がいることを大東市民は受け止め、なんとかこの「維新信者」の撲滅に励んでもらいたいのである。大阪からこの「維新真理教」というカルトを駆除することが善良な市民にとって大きな務めであるとオレは思っている。
維新真理教の信者は何種類かいるが、その代表としてあげられるのは「自分を社会の勝ち組と思ってる馬鹿」である。タワマンに住み、子を私立の中学高校に進学させ、「貧乏人は社会の迷惑」「生活保護は不要」「外国人排除」を叫び、吉村や橋下を神のように崇めていて部屋にはミャクミャクのキモいぬいぐるみを飾り、クルマのナンバープレートはミャクミャクのあのキモナンバーにしている人である。不動産関係の仕事や、なんか謎の起業家だったり、詐欺師だったりということもあるが、自営業者や大企業のサラリーマンが多い。
次に多いのが「勘違いネトウヨ信者」である。歴史修正主義に支配されていて「日本スゲー」という神話を無条件に信じる馬鹿で、太平洋戦争はアジア解放の聖戦であり南京虐殺はなかったと信じている連中だ。桜井よしこなどのネトウヨ壺文化人を信奉していて、月間「Hanada」を愛読している。
それ以外に想定されるのが「ただの馬鹿」である。何も考えずに「テレビに出てる吉村洋文はがんばってる」と無条件にすり込まれ、吉本芸人の嘘に騙される人たちである。実は大阪にはこの「ただの馬鹿」が異常に多いのである。オレの推計では200万人はいると思われる。大阪が全国学力テストで下位になる理由は、人口のボリュームゾーンをこの「ただの馬鹿」という階級が占めているからである。知事選挙で吉村洋文に投票した244万人の大半はこの人たちだったと推測される。
万博工事のあの残念なドタバタぶりを見ていると、もはや失敗は決まったようなものである。世界の万博市場最低最悪のイベントが来年もしもあの惨状のままで開催されれば、日本は確実に世界の笑いものとなるだろう。その時が「維新の会」が滅亡する瞬間だとオレは思っている。維新関係者はゼニをうまく取り込んで沈む船からどんどん逃げようとするだろう。
大東市長選挙で民意は示された。もう維新は衛星都市の首長選挙で勝てなくなるだろう。来週の衆院補選でも維新の悪評はすでに全国に広まっているわけで惨敗が確実である。オレはあの反社政党が滅びる姿を眺めて祝杯を上げたいのである。
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04月21日(日)
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