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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■大阪都構想3たび・・・




 大阪市長の横山英幸がまたまたとんでもないことを計画している。現在のように区ごとに図書館やプールがあるのは無駄だから、合区して施設をまとめたいということらしい。要するに図書館やプールをぶっ壊して不動産業者に売り飛ばすという大阪売却計画(大阪焦土化計画とも言う)のことである。維新の会の目的は大阪を実質支配してからその財産を身内に安く売り飛ばしてトンズラすることであり、これまで築き上げてきた大阪市民、府民の財産は維新の連中の利権に全て変わるのだ。

 維新の連中が全員そんな悪党共であるということはかなり多くの人に知られるようになったが、まだTVしかみていない人たちには伝わっていない。

 横山の主張では人口減少社会の中で各区ごとにある公共施設は無駄ということらしいが、各区ごとにあるからこそ便利なのである。自転車や徒歩でプールや図書館に行けるからこそ便利なのであり、それがわざわざ電車に乗って遠くに行かないといけないのなら不便なことこの上ない。その上バスの本数は極端に間引かれているから時間もかかる。

 大阪市立高校はすべて大阪府に無償譲渡され、廃校にして跡地を不動産業者に売り飛ばすという算段がついた。今春の大阪府立高校のうちの70校が定員割れだったわけで、一気に数十校が廃校の対象となり、不動産利権に生まれ変わるのである。

 維新の連中が信奉している「新自由主義」とはどんなものか。それは公共サービスを極端なまでに切り詰め、民間に置き換え、小さな政府や行政府を目指し、公務員を削減していくというものである。すでに役所の窓口はパソナからの派遣にほとんど置き換わっている。パソナには大阪府、市から巨額の委託費が払われるわけでたいした経費節減にはなっていない。これまで公務員に報酬として払われていた金額がパソナという民間企業に払われるようになっただけである。

 大阪では維新議員の不祥事はほとんど報道されない。万博会場のガス爆発事故も大阪府民はほとんど知らない。維新にとってネガティブな報道は制限され、仮に報道するメディアがあれば恫喝され、出禁にされたりするのである。それは橋下徹、松井一郎の時に始まったことである。メディアは腰抜けだから簡単に言いなりになるし、逆らうと893からの嫌がらせがあるかも知れない。実際にオレのような反維新活動している人間はさまざまないやがらせを受けている。X(旧ツイッター)でのオレの書き込みには怪しい維新工作員からの大量のクソリプがつくのである。

 維新の連中は3度目の住民投票に持ち込もうとしている。大量の組織票や統一教会票で大阪市を解体し、その資産を売り飛ばしてしまうことが目的だ。大阪市内に大量に増えたタワマンを所有するのは海外の投資家であったり、出所の怪しいゼニを持ったいわゆる「起業家」「維新関係者」「維新利権不動産屋」どもが多い。タワマンができても小学校は増えないし先生も増えないので現場は大変である。その苦境を大阪市長に訴えた校長は左遷されたり処分を受ける。パワハラ、セクハラ体制は維新スピリッツの根幹部分だからだ。維新の大阪府議団の団長だった笹川理は、市会議員に対する不同意性交罪で訴えられているわけだが、辞職どころか「事実無根だ」と議員の席を手放さない。

 維新議員を全員落選させるしか大阪を救う方法はないのだが、それも困難だ。なぜかというと大阪にはこの「維新真理教」に洗脳された大量の信者(馬鹿)がすでに244万人もいるのである。大量の馬鹿ほど始末に負えないものはない。この馬鹿信者共は吉村が「万博に行け」と命令を下せば、メタンなどの有毒ガスの発生するあの夢洲に嬉々として赴くかも知れないのである。

 大阪というのは昔から馬鹿がはびこる伝統がある。オレのような「カシコ」はどちらかというと大阪では住みにくい。その馬鹿層を巧妙に洗脳して味方に付けたのが維新の戦略だったのである。もっと早くにそのことに気付いたらなんとかなったかも知れないが、もはや手遅れなのだ。だからこそオレは日本国民に訴えるのだ。大阪は自業自得だから見捨ててもいい。でも。他の地域はちゃんと維新の魔の手から守ってくれよと。


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04月04日(木)
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