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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■「国会代表質問」by 江草乗




ただいまより代表質問を行わせていただきます。私はしがない投資家兼作家の江草乗と申します。大阪の片田舎で教員をしておりました。今回の代表質問に至った経緯は、一国民としての怒りからであります。

 私の目の前にいらっしゃる多くの自民党裏金議員のみなさま、あなた方の本来の居場所は国会ではなく、「政治資金規正法違反」という罪で収監された「刑務所」であるということをここではっきりとお伝えしておきます。罪を犯したものはきちんと処罰されるというのは法治国家の原則であります。国会議員といえども、権力者の子弟といえども、法に違反すれば必ず処罰される。クルマでスピード違反をした人が「国会議員だから」とお目こぼしになることはないでしょう。誰も守ってないことからあなた方の誰一人としてこの「政治資金規正法」の条文をご存じないと思うので簡単に紹介しておきます。
 
第一条にはこのように書かれています。

この法律は、議会制民主政治の下における政党その他の政治団体の機能の重要性及び公職の候補者の責務の重要性にかんがみ、政治団体及び公職の候補者により行われる政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするため、政治団体の届出、政治団体に係る政治資金の収支の公開並びに政治団体及び公職の候補者に係る政治資金の授受の規正その他の措置を講ずることにより、政治活動の公明と公正を確保し、もつて民主政治の健全な発達に寄与することを目的とする。

 ここにきちんと書かれているにも関わらず、裏金議員の皆様は故意にパーティー券の売り上げなどで得たお金を政治資金収支報告書に記載されませんでした。一人や二人だったら「書き忘れ」ということがあるかも知れませんけど、自民党議員のほぼ全員がそうでした。そうなるとこの「法令違反」は、党として組織的に行ってきたものであると認めざるを得ません。岸田総理、いかがですか?

「その件に関しましては、議員全員にアンケートを配布して調査中であります。収支報告書は正しく訂正されるものであると理解しております」

 長年にわたって法令違反をそれも組織的に行い続け、本来ならば個別の議員が「政治資金規正法違反」の罪で立件され、取り調べを受けないといけないのに多くの議員が何のお咎めも受けてないというのはどういうことなのでしょうか。そんなA4の紙っぺらのアンケート配布ごときでどこが「調査」なんですか。本当の調査というのは収支報告書、すべての領収書などの記録を提出させ、きちんと金額の帳尻が合ってるかどうかを確認することなんですよ。受け取ったお金が正しく政治資金として使われたのかどうかを確認することなんですよ。萩生田議員の提出された「不明」「不明」「不明」っていったいなんですか。このような舐めた態度を取る議員に対して、自民党総裁としてあなたはなんのアクションも起こさないのですか。岸田さん、あなたの監督責任じゃないんですか。

 明らかな法令違反をしているあなたがた裏金議員のみなさん、きっとご存じないと思うので説明しておきましょう。政治資金規正法の第六章には罰則に関する規定があります。

第二十三条 政治団体が第八条の規定に違反して寄附を受け又は支出をしたときは、当該政治団体の役職員又は構成員として当該違反行為をした者は、五年以下の禁錮又は百万円以下の罰金に処する。
第二十四条 次の各号の一に該当する者(会社、政治団体その他の団体(以下この章において「団体」という。)にあつては、その役職員又は構成員として当該違反行為をした者)は、三年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。
一 第九条の規定に違反して会計帳簿を備えず、又は同条、第十八条第三項若しくは第十九条の四の規定に違反して第九条第一項の会計帳簿に記載すべき事項の記載をせず、若しくはこれに虚偽の記入をした者
二 第十条の規定に違反して明細書の提出をせず、又はこれに記載すべき事項の記載をせず、若しくはこれに虚偽の記入をした者
三 第十一条の規定に違反して領収書等を徴せず、若しくはこれを送付せず、又はこれに虚偽の記入をした者

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02月27日(火)
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