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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■なぜ「正義」を掲げて戦わないのか?
パーティ券に関わる自民党の裏金疑惑は議員の立件には至らず、最終的には会計責任者の問題とされ、死んだ安倍晋三に責任をかぶせて逃げるという決着になりそうである。自民党という「政治で金儲けをしている巨悪」はまたしても見逃されたのだ。
オレは選挙の度に思うのだが、どうして野党は選挙の争点を「正義と悪の戦い」という形に単純化しないのだろうか。そうすれば有権者の選択もはっきりするのである。前回の参院選でも「(消費税)増税VS(消費税)減税」という明確な争点にできたのに野党はそのようにしなかった。もっとも野党の中に立憲民主党(泉健太)という増税派が混じってるわけで争点にしにくかったことはわかるのだが。
次の国政選挙の争点はもしも野党が本気で勝ちたいのなら、「正義と悪」の戦いであると単純化するしかないと思っている。「政治に正義を取り戻す」「自民党の金権政治家を全員逮捕」「安倍派全員刑務所」などという政治的なスローガンをぶち上げ、「悪い人は逮捕しましょう」とアピールすればいいのである。それは国民の持つ嫉妬心にうまく伝わって「あいつら許せねえ」という投票行動につながるだろう。人間はネガティブな動機で行動しがちである。もしも全国からマイナスの投票が可能になっていたら、山口県で安倍晋三に投票する人の何十倍も安倍晋三にマイナス票が入ったはずである。今なら壺野郎の萩生田とかにマイナス票が集まるだろう、野党はそういうブームを上手く作り出して選挙戦を戦えばいいのである。
悪政4党(自民・公明・維新・国民)に対して、れいわ、共産、立憲、社民の4党が「政治に正義を取り戻す!」というテーマを掲げて、「あなたは正義と悪、どちらに投票しますか?」と訴えればいいのである。このような単純化が有効なことは過去に小泉純一郎が衆院選で「郵政民営化」で国民を巧妙に騙したことで証明されている。
もしも悪政4党の得票が極端に高い地域があれば、その自治体は「悪人天国」とされて日本中から笑いものにされ、その住民は差別されるのである。維新みたいな悪の権化の政党の得票が多い大阪は「日本一悪人密度の濃い地域」とされるのだ。なかなか痛快である。野党にはぜひとも「正義」を旗印に戦ってもらいたい。そして維新の会みたいに自民党の中の悪を凝縮して作ったようなクズ政党が野党のふり、改革者のふりをすることをちゃんと糾弾してもらいたい。「おまえら自民党議員のなり損ない」だと面罵してやればいいのである。
自民党政治は「悪」であり、同時に「アホ」でもある。彼らは30年かけて日本を先進国の中の最貧国に墜落させた。その事実を国民は正しく受け止めないといけない。外国人観光客が増えた最大の理由は日本が「何でも安い国」だからである。決して「魅力的な国」だからではない。今や日本の観光地はどこも外国人に占拠されている。高級ホテルの客はほとんど外国人なのだ。オレのような普通の日本人は一泊10万円以上するようなホテルにはとても泊まれないのである。
オレが1988年に東欧を旅行したとき、あまりの物価の安さにオレは大金持ちになった気分で散財した。路面電車に1円50銭で乗れて、豪華なレストランが100円くらいで楽しめた。おそらく今の日本に来ている外国人観光客は当時のオレと同じような気分なんだろう。そして日本人にとってはそれは決して安くないのである。オレは当時のポーランドで1本5円くらいのアイスを喰いまくったが、それはポーランド人の学生には決して安くはなかったのである。日本をこんな貧しい国にしたのはすべて自民党政治家の責任である。国民の頑張りが足りなかったからではない。もっとも無能な自民党議員に投票し続けるほどアホだったという点では国民の責任なんだが。
オレは悪人が嫌いだ。だから松本人志も吉村洋文も松井一郎も嫌いである。安倍晋三などはものすごく嫌いである。オレの定義する悪人というのは、平気で嘘が言えて、ゼニを不当に稼ぎ、常に保身をはかる卑怯なやつである。そして自分以外の者を犠牲にすることに対して無頓着なクソ野郎だ。カジノ・IRで大阪府民、市民に巨額の借金を背負わせて自分たちは逃げようとしてる連中はほんまもんの悪党だ。
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01月15日(月)
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