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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■WWV(第三次世界大戦)
世界大戦はいつ始まったのか。WWU(第二次世界大戦)は1939年にドイツとソ連がポーランド侵攻を開始したときに始まったとされるが、日本軍が南京を占領したのは1937年12月のことである。日本と中国は1939年にはすでに交戦状態に入って久しかったのである。そして連合国側の中国と、枢軸国側の日本との日中戦争が第二次大戦の一部であることには異論がないだろう。そういう意味では1937年7月の盧溝橋事件こそが第二次大戦の始まりだったと言えるかも知れない。
ロシアによるウクライナ侵攻を「局地的な戦争」と捉えてるならばそれは間違いだ。オレは今起きているこの戦争は「第三次世界大戦」の開始と見てるからだ。実際にウクライナの背後にはアメリカやNATOがいて、ロシアの背後には中国がいる。もうすでに世界の多くの国がウクライナ戦争に巻き込まれているのである。これが世界大戦ではないと言い切れるだろうか?
第三次世界大戦の次の戦場は日本であるとオレは思っている。高齢の習近平はたぶん自分の存命中に台湾を占領することを意図しているだろう。毛沢東にもなしえなかった「中華統一」(奇しくも『キングダム』という作品も同じ夢を掲げているわけだが)を実現することが習近平の野望である。
習近平が台湾の主要都市に攻撃を仕掛けた時、おそらく台湾軍はその一部を日本に撤退させるだろう。石垣島や宮古島に台湾軍は撤退してくる。なぜそうするかというと、日本の参戦を促すためである。台湾軍単独では戦えないことが明らかなので、日本軍や米軍の参戦を促すために戦場を拡大するのである。もちろん中国軍は南西諸島へ攻撃してくるだろうし、それを自衛隊が迎え撃つことになる。そこで在日米軍が参戦すれば中国軍の攻略目標は一気に日本本土に拡大する。日本にある岩国などの米軍基地が攻撃対象になるわけだ。中国軍にとっても日本が戦場になることは都合がいい。台湾をできるだけ無傷で手に入れたい習近平は日本本土が焦土になろうと全く平気である。もしかしたら核兵器を使用するかも知れない。その時は批判を封じるために数発の核ミサイルで日本民族を地上から完全消滅させてくる化も知れない。もちろんそれは世界から非難されるだろうが、もちろん世界の他の国は戦争継続ではなく停戦を望んでいるわけで、日本民族の消滅という犠牲を払った上で第三次世界大戦は終結することになる。
どうして自民党が防衛費の増強を必死で主張するのか。オレが書いた上記のシナリオに当てはめればよく分かるだろう。2027年には習近平が台湾侵攻を開始すると言われるわけで、それに間に合わないから必死なのだ。2027年までに「中国とそこそこ戦える」戦力を整備しようとしているのである。無理だけど。
どうすれば日本は戦争に巻き込まれずに済むのか。日米安保条約の廃棄以外にないとオレは思っている。日本はアメリカの出先機関であることを止めることだ。そして習近平に「同胞で殺し合うことの無意味」を説き、侵攻をやめさせることである。ロシアにウクライナ侵攻を止めさせることである。今のようにアメリカのパシリを務めている日本がどうしてロシアや中国に平和を訴える資格があるだろうか。
オレが日本の代表として習近平とサシで対決できるなら、オレは『孟子』の話をするだろう。そして習近平に「覇者ではなく王者たれ」と諭すだろう。軍事力で世界を席巻するのではなく、その徳によって世界を支配する王者になってみろよと言うだろう。習近平が「中華の皇帝」たらんとしていることは明らかである。だったら彼のその野心を認めた上で話すしかないのだ。
もしも田中角栄が存命ならそういう話ができただろうか。今の自民党政権にそこまでフトコロの深い政治家がいるだろうか。残念ながら自民党には経団連や統一教会のパシリのようなクズしかいないのである。第二自民党の維新にはもっとひどい詐欺師やセクハラ小僧しかいないのである。嘆かわしいがこれが日本の政治の現状なのだ。
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10月07日(土)
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