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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■人生は長いか短いか
受験生であっても授業中に豪快に寝てる生徒も居る。せっかく進学校に来ているのに、そこで落ちこぼれてしまう生徒は必ず居る。多額の授業料を負担している親御さんにすればいたたまれない話なんだが、そういう「ヘタレ」が発生することをゼロにはできない。集団というものはそういうものである。
しかし、若者にとって人生は無限である。少なくとも平均寿命を考えれば残り70年くらいはあるわけで、そのありあまる時間を思えば授業中に寝てることくらい誤差の範囲内なのかも知れない。
別に今焦って勉強しなくてもいいのだ。今やらなくても来年に予備校で学ぶことだってできるし、学ばないままで放置しても、受験勉強なしでも入れるもFランク大学に行くという選択肢だってある。誰もが入学試験の偏差値の高い大学を目指す必要はないのである。自分に見合った目標を目指せばいいし、もちろん大学に入るだけが人生ではない。
それに比べてオレはもう残り時間が少ない。かつてよく言われたことばとして「阪神の優勝を3度見たモノは死ぬ」という名言がある。ところがオレは物心ついてからすでに4回も阪神の優勝を見てしまった。もう十分かも知れない。もしかしたらオレは次の優勝までに死ぬのかも知れない。せいぜいオレに残された時間は20年かそこらだろう。その20年間の内にオレが見届けたいものと言えばやはり「維新滅亡」の瞬間である。関係者が次々と逮捕されて刑務所にぶち込まれ、カルト信者が発狂して道頓堀に次々と飛び込み、大阪に民主主義が取り戻される日をオレは待ち望んでいる。オレが生きている内に彼らの終焉を見届けたいのである。「正義が必ず勝つ!」ということを信じたいのだ。
人生は長いのかそれとも短いのか。その短い人生で何を為すべきか。長いとすればどんなことが達成できるのか。そんなことをオレは人生の終盤に来て考えてしまうのである。そして何もできないままに終わってしまう人生を空しく思うのだ。
もしも今のオレが20代ならば、オレは迷わず政治を志してれいわ新選組の議員になることを目指しただろう。大阪を破壊するあのならず者どもと正面から対決できる政党はれいわ新選組しかない。そして大阪を悪党どもから取り戻そうと必死でがんばっただろう。しかしオレはもう老人だ。オレにできることは若者をサポートして、あのならず者どもと戦える若者を育てることしかない。こうしてネットで正論を伝え、正義を訴えることしかできないのだ。
20代の頃は自分がまだそんな可能性があるのかわかっていなかった。大阪に起きることもわかっていなかった。もしも自分がタイムスリップして20代からもう一度やり直せるならば、あるいは橋下徹というモンスターが登場したときに公開の場で堂々と対決して彼の鼻っ柱をへし折って大阪の人間に「江草乗こそが真の大阪代表なんだ」ということを示せていれば、少なくとも今のようなことにはならなかったと思うのである。あのならず者どもがここまで大阪を支配してめちゃめちゃにしてしまうことはなかっただろうと思うのだ。その先に起きることに対して警鐘を鳴らすことができたはずだ。
人生は短い。オレは残された時間で大阪というこのディストピアとどう向き合えばいいのか、それをずっと考えている。どうしたらあの悪の軍団を大阪から殲滅できるのか。どうすればあいつらを地上から消滅させられるのか。
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09月26日(火)
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