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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■平気で嘘をつく高市早苗
日曜討論を見ていたられいわ新選組の大石さんが「消費税が法人税、所得税の穴埋めのために使われている」と発言し、それに対して高市早苗が「悪質なデマ」だと顔を真っ赤かにして抗議する場面があった。高市側の反論は「消費税は福祉目的に使うと導入当初から決まっている」ということだった。高市の側が建前論で反論したのだが、大石さんは事実として、消費税収の伸びと法人税所得税減税額が重なってることを指摘し、「実質的に法人税所得税減税の穴埋め」になっていたことを指摘したのである。
高市早苗は「消費税は福祉目的に使うことになっている」という消費税法上の建前を語ったわけだが、大石さんが指摘した「法人税所得税の穴埋め」については何も答えてない。オレが高市早苗に答えて欲しかったのは、法人税・所得税を減税するための財源をどこから持ってきたのかということである。違うと反論するならば必ず証拠資料を示して違うと言わなければならない。ところが高市は「デマだ」と主張するばかりだった。オレはそこで「嘘を言ってるのは高市早苗である」と確信した。
オレと同じことを多くの人が思ったのだろう。ツイッター上では「平気で嘘をつく高市早苗」というワードがトレンド入りしたのである。ツイッター上では高市早苗を擁護する自民党や維新の会の工作員の書き込みや、広告屋の連中の擁護書き込みもたくさん見られたが、圧倒的に高市早苗の嘘に怒る書き込みの方が多かったのである。高市早苗をキレさせて戦いの土俵に乗せた時点で大石さんGJである。
法人税所得税を元に戻せば消費税は不要である。大企業が巨額の内部留保をため込むことができた理由のひとつが法人税減税と所得税減税にあったことは明らかだ。ただ、もう一つの理由は政治不信である。日本の政権政党である自民党の政治家が無能で、将来の日本に期待できないから防衛のために内部留保をため込んでいるのである。そこでまともな企業人ならば無能な政治家を退場させるように行動するのだが、残念ながら大企業のトップにはサントリーの新浪のようなクズ野郎ばかりだったのである。自社の利益を守るために賄賂でなんとかなると思うレベルの三流経営者だったのだ。
政治家はどうして堂々と嘘をつくのか。安倍晋三が国会で100回以上嘘をついても党内から誰も怒りの声を上げなかったことが最大の理由だろう。政治家はあれで完全に国民を見下したのである。国民は馬鹿ばかりだからどんなことをしても選挙では勝てるとたかをくくったのである。実際に馬鹿ばかりだったから与党を大勝させたのである。もっとも立憲が負けたのは枝野がとことんボンクラだったということも大きな理由だが。枝野みたいなボンクラではなくてオレが党首なら、連合と袂を分かってれいわ新選組や共産党と連合し、「安倍晋三タイホ」という公約をぶち上げて衆院選で勝てたかも知れないのである。安倍晋三を刑務所にぶち込むという公約に多くの「正義を愛する国民」が賛同するはずだからだ。選挙を善悪2分論で戦えばよかったのである。
悪の側に立ち、防衛費倍増をもくろむ自民、維新、国民が今回の参院選で勝てばますます戦争に近くなることに国民は気づかないといけない。絶対に戦争をしないという政党に勝たせないと日本は台湾有事に自動的に巻き込まれて中国と戦争しなければならなくなるのである。若者は戦争に行かされるのである。そのために憲法改正も予定されていて、その結果として憲法9条は廃棄され、日本はアメリカの同盟国として台中戦争の前線基地とされてしまうのだ。そうなると中国や北朝鮮から核ミサイルが飛んでくるのである。
高市早苗の嘘に惑わされることなく、防衛問題の本質を理解して自分の1票を正しく行使すること(自民公明維新国民以外に投票すること)が大事なのである。
最後にオレは創価学会員に言いたい。あんたたちは今の公明党を支持するのか。憲法改正に突き進み、普通に戦争できる国にしようとすることが公明党結党の精神にかなうことなのか。池田大作先生の教えをもう一度復唱し、今の公明党幹部のやってることが「反・人間革命」であることに気づくべきである。
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06月19日(日)
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