ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18680648hit]
■吉村知事は大阪のプーチン
プーチン大統領はロシア国民がおそらく戦争に反対なのを承知の上でウクライナ侵攻に踏み切った。これは大事なことである。為政者をいうのは普通は住民の考えてることを理解してそれに沿って政治を行うわけである。みんなが反対してることを堂々と行うことができるのはそれは民主主義の否定であり、独裁制そのものである。
大阪府では住民投票を求める署名が20万筆を超えた。この場合、大阪府知事である吉村洋文は住民の請求を受けてただちに住民投票の実施について府議会にはからないといけないのである。これが民主主義のルールである。署名をした人が全員カジノ反対とは限らない。中にはカジノをやりたいから住民投票で賛成するという人もいる。オレは署名集めの作業に携わったが、カジノ賛成派の方にもきちんと署名をもらったのである。
ところが吉村知事は「住民投票の必要はない」とあくまでこの署名を黙殺しようとしているのである。かつて「大阪都構想」というものを掲げ、「住民投票は究極の民主主義」と語って二度も大阪市民に住民投票させ、100億円ものゼニをドブに捨てさせたくせに今回は「住民投票しない」というのは矛盾する。そこにオレはこの吉村洋文という人間の卑怯な本質を感じるのである。政治を自分たちの勢力拡大、利権拡大の手段としか捉えず、金儲けのために政治に関与してるクズ野郎というその本質を。
カジノの是非を問う住民投票を実施した場合、おそらくカジノ反対派が圧倒的多数を占めるだろう。それは国の審査にも大きな影響を与えることとなるし、夢洲にカジノを作る計画が不可能になってしまう。そうして莫大な利権を失うことになるのである。
このカジノ利権というのは、1兆円を超えると推定されるカジノIR建設費用に伴って発生するものであり、既得権益にがっちり食い込んだ維新の会とそのお仲間に少なく見積もっても1000億円近いゼニが還流するものである。維新には「還流スター」として名高い飯田哲史議員がいるが、この「還流」こそが維新のお家芸なのである。
大阪メトロの駅構内には液晶表示板に吉村知事の顔がずらりと並ぶ通路がある。金正恩の北朝鮮や習近平の中国を彷彿とさせるような仕組みが大阪にはあるのだ。彼は大阪の独裁者を目指してるのである。独裁者だから住民投票の結果なんか平気で無視するし、独裁者だから身内の不祥事も「許してやってください」と笑ってごまかすのである。そして彼が進める大阪愚民化政策は着実に成果を上げていて、学力テストはみごとに全国最下位である。馬鹿な民衆ほど治めやすいことは歴史が証明している。テレビのバラエティ番組ではクソ面白くもない吉本芸人が「吉村さんカッコいい!」と知事をヨイショし、それを観ている馬鹿住民が選挙では維新候補に投票するのである。
大阪のプーチンを気取ってる吉村洋文、この男のその黒歴史やスラップ訴訟に関与したという事実を知ってもそれでも住民は支持するだろうか。オレは粘り強くそれを訴え続けたいのである。
←1位を目指しています。
06月07日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る