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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■さよならフロッピーディスク
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オレがはじめてパソコンを使うようになった頃、勤務先の高校の事務室にはなんと8インチの巨大なフロッピーディスクが存在した。さすがに8インチを使うことはなかったが、オレが当時購入したパソコン、NECの9801F2というマシンには、5インチのFD(フロッピーディスク)が標準装備されていたのである。以後しばらくオレは5インチのFDを使うこととなった。当時作成した多くのデータはその5インチのFDの中に入っている。しかし、わが家で今、5インチのFDのデータを読み取れるマシンは存在しない。また、そこにあるデータを必要とすることもない。5インチFDで提供された多くのゲーム類もまた今はホコリをかぶって放置されている。「昔はよくこれで遊んだなあ」と思うだけである。
いつのまにか5インチのFDを使うことはなくなり、3.5インチのFDへと移行していった。オレは古いPC9801シリーズのパソコンに外付けで3.5インチのFDドライブ×2を接続して使っていた。その状態が当分続くとオレは思っていたし、NECの9801シリーズを放棄するとは当時思っても居なかったのだ。オレはWINDOUWS98でさえもNECのデスクトップの上で運用していた。CPUがペンティアム133だったので重くて遅かったけれども。完全にオレが9801シリーズを捨てたのは、WINDOWS/XPの時代になってからである。少なくとも2002年頃まではオレは9801シリーズのサブノートを文書作成に愛用し、その上で走る一太郎V5をメインで使用していたからである。ワープロの環境というのは一度慣れてしまうとなかなか手放せない。オレはその環境で試験問題や小テストを作り続けたのだった。
今でも3.5インチのFDに入ったデータはまだ読み取れる。現役では使っていないがFDを読み取り可能なマシンは残しているいるし、9801シリーズのマシンも一台稼働可能なものを残している。しかし、5インチのデータはもう読めない。そこに入っているオレが結婚する前に妻に宛てた手紙などはもはや確認する術がない。
3.5インチのFDを最後に購入したのはいつだっただろうか。自分用ではなくて誰かに頼まれてだったはずだ。そしてわが家には未使用の3.5インチFDが数十枚残っている。おそらく今後これらを使うことはないと思うのだが。
そうして親しんだFDがもうなくなってしまうらしい。こんなニュースを読んだのである。読売新聞の記事を引用しよう。
さよならフロッピーディスク、来年3月販売終了
ソニーは23日、パソコンで作成した文書やデータを保存する記録媒体「フロッピーディスク」の販売を2011年3月末で終了すると発表した。
ソニーの撤退で国内最大手の製品は姿を消すことになる。
現在の直径3・5インチ型はソニーが開発し、1981年に世界で初めて米国で発売し、日本では83年に発売された。
しかし、近年はハードディスクやDVD、USBメモリーなど新しい記録媒体に押されて需要が減少。生産は中国メーカーに委託していたが、必要な部品の調達も難しくなっており、販売を終了する。(2010年4月24日03時02分 読売新聞)
3.5インチFDが発売された1983年というと、オレが公立学校の教員として就職した年である。今から27年前のことだ。技術革新の激しい世界にあって27年間も使われ続けたということは、やはり多くの長所を持っていたからだろう。安価で大量の情報を安定的に記録できるという点で、3.5インチFDは優れていたからである。ただ、安定的かというと決してそうでなかったような気もする。何度かオレはFDに入ったデータを失ったし、ドライブの故障だったのかFDの故障だったのか、読み取り不良でデータやプログラムをダメにしたことも数え切れない。磁気で記録する以上、そうしたことは避けられない宿命だったのだろう。3.5インチのFDを楽天市場で検索するとまだまだいくらでもヒットする。しかし、果たしてこれはいつまで買えるのだろうか。まだまだ買えると思ってるとある日突然なくなるのである。
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04月24日(土)
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