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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■鴨川ホルモーを読んで京都大学に行こう!
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オレは京都大学が好きだ。文学部を志望する受験生だったオレは東大文Vではなくて迷わず京都大学文学部を選んだ。模擬試験の結果は東大京大どちらもA判定が出ていたが、東大文Vには文Tや文Uに入れなかったものがやむなく選ぶというあきらめの悪さが感じられたのに対し、京都大学文学部は18歳にして人生そのものをあきらめるという潔さが感じられた。(このあたりはオレの全くの偏見であることをご容赦いただきたい)当時言われていた東大の序列は文T>文U>文Vで、京大は法>文>教育>ネコ>経済ということだった。京大文学部のクラスメイトで「浪人したのに経済なんて恥ずかしくて文学部にしましたよ!」と語ったスバル360に乗る男が居たくらいである。そういうわけでまじめな人生をあきらめて放蕩無頼に生きることを宣言していたオレにとっての選択肢は京都大学文学部だったのである。まさか教員というまじめな職業に就くとはその時は夢にも思わなかったのだ。
だから京都大学を舞台にしているこの「鴨川ホルモー (角川文庫)」という本を読んだときに、その面白さにしびれたと同時に、そこで登場するいろんな場所に対するなつかしさがこみあげてきたのだ。そこにはオレが入ったことのある実在の喫茶店が登場する。もう一度行ってみたいと思うのは必然である。京都大学を舞台にした作品でこれほど面白いものがかつてあっただろうかとオレは読みながら狂喜したのである。この作品の面白さはその荒唐無稽さ、馬鹿馬鹿しさにある。そんなアホな!と思うような内容がこれでもかこれでもかと満載されたとてつもないストーリーなのである。
ホルモーとはいったい何か?この本の題名を「鴨川ホルモン」と誤解する人が多いのも仕方がない。ホルモーなんて言葉は我々の日常には存在しないからだ。ホルモーとは何なのか。それをオレがここで書いてしまうと読む楽しみがなくなってしまう。だから敢えて説明ははぶくが、それはある団体競技である。京都に古くから続く謎の団体競技で、4大学対抗で争われるのである。千年の伝統を持つ謎の対戦型競技なのだ。
抱腹絶倒のこの本を読み終えたとき、オレは思った。すべての京都大学関係者はこの「鴨川ホルモー (角川文庫)」を読むべきである。映画(すでにDVDになっている)を見るべきである。そして京都大学を志願する受験生は、できるだけ早く見てモチベーションを高めるべきだ。「鴨川ホルモー」を知ればどんな馬鹿野郎でも偏差値38の鈍才でも「なんとしても自分はこのすてきな大学に入りたい」と思うからだ。受験勉強に掛かる時間を思えば、中学生くらいのうちに読むべきかも知れない。しかし、中学生この本の面白さが完全にわかるとも思えないのである。
鴨川ホルモーは、実にばかばかしいことをまじめに描写している作品である。その系譜をたどれば、あのモックンがまわしをしめた映画「シコふんじゃった」や、男子高校生がシンクロをやる「ウォーターボーイズ」に行き着くだろう。いわゆる「青春ドタバタ喜劇」に属する一作品である。笑いあり涙ありの世界が最後まで勢いよく読者を飽きさせないのである。そしてオレはそういう世界をこよなく愛するのだ。オレ自身がそれにあこがれてわざわざ大学のサイクリング部の日常を描いた 「イノコ」という小説を書いたくらいである。
大学入試センター試験まであと1ヶ月を切った今になって、この本を紹介したところでもはや手遅れかも知れない。ただ、オレはこの本を読んだ受験生諸君が必ず「京都大学に進学したい!」と思うことを確信している。そんな本がこの鴨川ホルモー (角川文庫)である。すべての京都大学を目指す受験生諸君の健闘を祈る。ただどちらかというとオレの教えた受験生が一人でも多く京都大学に合格してくれればと思っている。
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12月17日(木)
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