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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■イナカモンドリームの末路
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 自分の持ってる畑や山林がダムで水没することになったり、ゴルフ場や空港やニュータウンができたりして、思わぬ大金が入ってきてウハウハというのは欲深い田舎の人が夢見る典型的な夢である。そして自民党政権はそういう夢をこれまで提供し続けてきた。オレはその夢を「イナカモンドリーム」と名付けて罵倒してきた。

 ここにまだイナカモンドリームの幻想から逃れられない哀れな方たちがいる。国民から集めた何千億という税金は、もっとまともなことのために使われないといけない。費用対効果ということを考えれば、そんな浪費はできないのである。特に自民党政権がコケた今はそんな夢は捨てるべきである。

八ッ場ダム、地元住民が推進協議会結成
 民主党が建設中止の方針を掲げる八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)を巡り、事業継続を求める地元関係者が10日、「八ッ場ダム推進吾妻住民協議会」(萩原昭朗会長)を結成した。
 鳩山代表あてに要請書を提出するなど、建設中止反対運動を展開する。
 要請書は「地元の反対闘争は終局し、未来に向けた生活が始まったときに中止受け入れは絶対できない」と主張。中止の場合は「地元の総力を挙げて法的手段も含め闘争を繰り広げる」としている。
 町内の集会場には地権者、7町村長ら約300人が詰めかけ、ダム中止の動きに憤る声が相次いだ。川原湯温泉観光協会長の樋田省三さん(44)は「先祖伝来の土地や墓すべてをダム底に沈める決意をし、下流都県のために断腸の思いで判をついた。ここで止める訳にはいかない」と涙ながらに訴えた。
 会場に駆けつけた大沢正明知事は、国がダム本体工事の入札を延期したことに、「1都5県が相応の金を出して共同事業者としてやってきているのに、何ら地元の意見も聞かず、言語道断だ」と語気を強めた。(2009年9月10日21時15分 読売新聞)

 先祖伝来の土地や墓をダム底に沈める決意をしたとしても、そうしなくてもよくなったら喜んだらいいじゃないか。てめえらの欲しかったものは先祖伝来の土地や墓よりもゼニだったのだ。それがもらえなくなったからと工事の継続や補償を要求するその態度はあまりにも情けないとオレは思うのである。そしてこんな連中を日本中で増やしてきた自民党の土建バラマキ行政に対してオレは激しい怒りを感じるのだ。

 日本の農業は補助金漬けの中で競争力を失ってきた。農家は「いかにして農業をしないでゼニをもらうか」ということばかり考えてきた。その究極の姿が、田畑をダム湖に沈めてもらうことである。そうなればもう二度と畑仕事なんかしなくてもよくなるし、一生遊んで暮らせるだけのゼニも手にはいるのだ。

 人口が減少に転じ、工業用水の需要も減り、節水のための工夫も広がった。水需要は今後は増えることはないだろう。高度成長の頃の政府は少しでも水を無駄遣いさせようとして躍起になっていた。朝シャンみたいな習慣もそのときに作られた。しかし、今はそんな時代ではない。誰もが地球環境に優しい生活を求められているのだ。すでに水需要は十分に満たされているのに、なぜ新しいダムが必要なのか。そんなことをオレは思ったのである。

 ダムは工事を受注する土建屋のために必要なのであり、田畑を売り飛ばしてゼニにかえたい連中にとって必要なのであり、そのゼニをキャッシュバックしてもらう政治家のために必要なのである。そんな必要はオレに言わせればくそくらえである。政治家は収賄で逮捕してやればいいし、田畑は子々孫々伝えて守らせるしかない。もしも農業をしたくないのなら土地を二束三文で取り上げて農業をしたい人に譲ってやればいい。そもそも農地が収容されるときにまるで宅地のような法外なゼニを払ってやる必要などないのである。土地収用のルールを改めて、田畑を収容するときはバカバカしくて売りたくなくなるような安値しか払わないというルールを定めて、イナカモンドリームを阻止しないとだめだ。


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09月12日(土)
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