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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■中国、世界一の自動車大国へ!
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 一ヶ月に100万台以上もクルマが売れるということは、年間に1000万台以上売れているということになる。中国の新車販売台数が5月は112万台、不景気のアメリカを抜いて5ヶ月連続で世界一というニュースを聞いてオレは驚いたのだ。クルマが消費文明の一つの象徴ならば、まぎれもなく中国が名実共に世界一の経済大国に成長したということになるのである。アサヒコムの記事から引用したい。

中国、5月の新車販売112万台 5カ月連続世界一2009年6月9日18時39分
 【北京=琴寄辰男】中国自動車工業協会が9日発表した5月の新車販売台数は前年同月比34.0%増の112万台となり、3カ月連続で110万台を上回った。小型乗用車購入者を対象にした減税や農村への自動車普及策が販売を後押しした。米国の5月の販売台数(約93万台)を上回り、今年に入って5カ月連続で「世界一」を続けている。
 1〜5月の累計販売台数は前年同期比14.3%増の496万台となり、10%を超える伸び率を回復した。中国の英字紙チャイナ・デーリーによると、同協会とは別の乗用車業界団体は今週、09年の販売台数予想を、前年を約17%上回る1100万台に上方修正した。1千万台到達が危ぶまれている米国市場を年間でも超える可能性がある。
 同協会は、減税対象となっている排気量1.6リットル以下の乗用車などが年明けの販売を引っ張っていると分析。「新車販売増加の主な原動力は政策要因で、政府の自動車産業への保護を体現している」と指摘した。また、回復が遅れている商用車については「政策による下支えが不足している」として、政府に一段の支援策を求める方針を明らかにした。

 このまま中国のクルマが増えることは心配だ。それだけ大気汚染も深刻化するからである。排気ガスに含まれる窒素酸化物などは偏西風に乗って日本にやってきて酸性雨の原因となる。中国でクルマが増えることは日本の森林破壊につながるのだ。もしもこの関係が逆だったらおそらく中国は莫大な賠償金を要求するだろう。しかし、幸運なことに西に位置する(偏西風の風上になる)のは中国だった。そのおかげで賠償金は要求されずに済むが、酸性雨は情け容赦なく降るだろう。すでに黄砂でかなり日本は迷惑を受けてるのだが、その黄砂にまじって有害物質も飛んでくるのである。日本がいくら抗議しても中国は取り合わないだろう。公共マナーが悪いのは個人だけではなくて国家もそうだとオレは思うのである。

 その中国では、日本車叩きが盛んである。ネット上の掲示板では日本車の品質についての中傷が飛び交い、「日本は一級品をアメリカや欧州に輸出するが、中国には粗悪品を輸出する」などの発言がみられるという。そしてうっかり反論すると売国奴のレッテルを貼られるのだそうだ。そんな国にクルマなんか輸出するなよと思うのだが、きっとトヨタや日産やホンダにとって中国はこれからの大切なお得意様なんだろう。

 GM崩壊によって傘下のブランドが売りに出されたのだが、どうやらハマーを中国が買うらしい。いずれ中国製のハマーが日本に上陸してくるかも知れないのである。オレはそんなバカでかいクルマには興味ないが、燃費が悪くてガソリンを思いっきり浪費するあんなクルマが中国で大量生産されて、貴重な化石燃料を無駄遣いした上に酸性雨のおまけ付きなんてやめてくれと言いたくなるのである。


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06月10日(水)
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