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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■痴漢冤罪はどうやって防げばいいのか?
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オレは電車通勤をしていない。もしも電車通勤をしていたら、このような悲劇に巻き込まれたのかも知れないと思うと、やっぱり電車通勤をする気はない。疑いを掛けられたら最後、すべてを失うのである。だからこの事件は他人事とは思えなかったのだ。無実を主張して戦った名倉さんが最後に無罪を勝ち取ったことにオレは拍手を送りたい。オレに同様の災難が降りかかったら最後、オレは職場である学園をきっとクビにされるだろうし、世間からも「あのオッサン痴漢だって・・・」と言われることになる。断じてオレは痴漢などしない。きっとこの名倉教授も同じ気持ちだっただろう。オレが許せないのはきちっと捜査せずに名倉教授を痴漢扱いした警察である。最高裁で無罪が確定した以上、今度は警察に対して損害賠償の訴訟を起こしてもらいたい。
痴漢逆転無罪:名倉さん「胸すく思い」 捜査怒り笑顔なく
「初めて胸のすく思いです」。通勤中の満員電車で痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われた防衛医科大教授、名倉(なぐら)正博さん(63)は14日、3年がかりで勝ち取った最高裁の逆転無罪判決をそう表現した。しかし、約1時間に及ぶ記者会見で笑顔はほとんどない。「他にも犯罪者の汚名を着せられている人がいる。有頂天にはなれない」。人生を一瞬で暗転させた捜査や裁判への怒りと強い不信感がにじんだ。【銭場裕司】
95年に女子高の国語教師から大学講師に転身した。助教授から教授(国語・国文学)に昇格したわずか18日目の06年4月18日、通勤中に突然逮捕された。
「やっていない」。言い分に耳を傾ける警察官はいなかった。「DNA鑑定をやる」。そう告げられた時、「無実と分かる」と喜んだ。しかし、なぜか鑑定は行われなかった。拘置期間は30日に及び、研究室や自宅に捜索が入った。最初の1年は気の抜けた状態になり、その後は「自分を立て直そう」と自宅で論文だけは書き続けた。
逆転判決は妻や長女とともに法廷で聞いた。その瞬間「信じられず急に全身の力が抜けた」。閉廷後、弁護士らと握手を交わす。しかし表情は崩れない。続いて東京・霞が関の司法記者クラブで開かれた記者会見で「今日、最高裁に来るまで収監を覚悟していた。当たり前のことをなぜ分かっていただけないのか。司法に対する不信感が渦巻いていた。判決が(証拠の)不合理な点を認めた点は胸のすく思い」と言葉を選ぶように語った。
「きちんとした初動捜査なり、証拠の検討がなされたのか。人の一生をどう考えているのか」と捜査・司法への怒りの言葉が並ぶ。被害女性に対しては「悪意があったなら憎むが対立した場面もない。何も申し上げられません」とだけ述べた。
支えとなった妻に質問が及ぶと涙声に。無罪判決の後「僕も家内も涙がにじんで何も言えず『ありがとう』とだけ言いました」と明かした。防衛医大は14日、名倉さんの復職に向けた手続きに入った。
ひとたび女性から「痴漢です!」という疑いを掛けられれば、いくら「やってない」と主張しても信じてもらえないのだという。オレは名倉教授を訴えた女性が「されてもない痴漢を誣告した」とは思いたくない。きっと本当の犯人はどこか別の場所にいて、自分以外の男性が間違って痴漢扱いされたことにほくそ笑んでるかも知れないのだ。
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04月17日(金)
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