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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■オレが馬鹿どもに真の景気対策を教えてやるぜ!
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 まずはGDPの急落を報道する新聞記事を引用しよう。

GDP急落、大規模公共事業など追加経済対策に着手へ
 内閣府が16日発表した2008年10〜12月期の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動を除いた実質で前期比3・3%減(年率換算12・7%減)と、戦後2番目のマイナスを記録した。
 これを受け、政府・与党は追加の経済対策の取りまとめに着手する見通しだ。
 与謝野経済財政相は同日の記者会見で、「こういう数字を見た以上、頭を使っていろんな可能性を探ることが我々の責任」と語った。
 GDPが落ち込んだ最大の要因は、米国発の金融危機をきっかけとする世界同時不況の影響で輸出が急減したことだ。企業は生産活動を縮小し、人員削減にも着手したことから雇用環境が悪化し、個人消費も低迷する結果となった。
 経済の落ち込みを少しでも食い止めようと、政府は09年度予算案の成立後、追加対策を盛り込んだ09年度補正予算案を編成する方針で、大規模な公共事業の実施などが盛り込まれる見通しだ。実質的な財政支出額である「真水」を10兆円以上にすべきだとの声が、与党内で強まっている。
 財源については、財政投融資特別会計準備金(いわゆる「埋蔵金」)の取り崩しや建設国債の発行で対応し、不足分は赤字国債を発行してまかなうとみられる。
(2009年2月16日22時52分 読売新聞)

 さて、この対策として政府はいつものように大規模公共事業と言い出したわけだが、そんなことするとまたイナカモンドリームの再現なのである。そんな無駄なことはやめろとオレはずっとこの日記で主張してるが、政治家どもにはわかってないのである。こいつらは基本的に経済学がわかっていない。土建屋にゼニをばらまくだけの環境破壊型の公共事業が結局は借金を増やして地方を疲弊させるだけということが全くわかっていないのである。沖縄市の泡瀬干潟の埋め立てとか、借金を増やしただけの神戸空港とか、貯めた水の使い道がない徳山ダムとか、4600億円も使って町を水没させるだけの八ツ場ダムとか、意味のないものを作るために税金を無駄遣いするのが政治家の仕事である。国会議員はそういう事業を地元にもってきたことを自分の手柄にする。釣り堀以外に全く利用されない港湾整備に100億も200億も使いまくる二階俊博みたいなオッサンも、地元にゼニをばらまいてくれた恩人なのである。そんなことのために税金はあるのだろうか。

 これから景気が悪くなっていく可能性の最大の原因は人口減少によってすべての需要が減り、人の移動も少なくなり、住宅も余るからである。だから景気対策というのは「人口増加」を目的に行うべきなのだ。少子化対策こそが最大の景気対策なのである。しかし、そんなことがわかってる国会議員がどれだけいるのだろうか。
 
 生活が安定しなかったら人は結婚しないし子供を作らない。その証拠に男性の独身率は年収との逆相関制がある。30代〜40代になると年収の多い男性ほど、独身率が減るのだ。その年代でも派遣社員や契約社員、アルバイトという境遇にいる男性は結婚している率がきわめて低く、逆に正社員として安定した収入のある人は既婚率が高い。もちろん単なる少子化対策なら結婚とは無関係にどんどん子どもをつくらせればいいのだが、日本は先進国の中で婚外子の割合が極端に少ない。そうなるとやはり「結婚して子供を作らせる」ことを基本にした政策を進めないと行けないのだ。


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02月17日(火)
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