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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■オレは大分県だけとは思わない!
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 大分県の教員採用試験の不正についての報道が続いている。1000点満点で620点が合格ラインだったという試験で、100点以上も下駄をはかせてもらって合格させてもらった者もいたらしい。もうむちゃくちゃなんだが、オレが疑うのはこのような不正というのは日本中どこでもあるのじゃないかということだ。実際にオレが大学4回生の時にそうしたうわさは飛び交っていた。オレが大阪府の教員採用試験を受けたのも、大阪のような大都市ではそんな不正は起きないだろうと思ったからである。オレにはゼニを包むような資力も、もちろんそんな卑怯な心もなかったが。

 アサヒコムの記事を引用しよう。

不正採用、03年以前も?大分県教委参事「聞いていた」 2008年7月9日
 大分県の小学校教員採用試験を巡る汚職事件で、収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)が、03年に採用試験の実務の担当になった際、「不正採用はうわさには聞いていたが、担当したら上司に不正を命じられ、本当のことなんだと驚いた」と関係者に話していることが分かった。
 教員の不正採用が03年以前から繰り返されている疑いがあることを示す証言として、捜査当局も関心を寄せている。
 江藤参事は1981年4月、小学校教員として採用され、主に同県別府市内の小学校に勤務した後、佐伯教育事務所や大分教育事務所などを経て、03年4月、義務教育課程の人事を担当する県教委教職員1課(04年、義務教育課に改称)の人事係に配属された。
 今年4月に就任した参事でも人事担当で、逮捕されるまで5年余りの間、小学校や中学校の教員採用試験では全受験者の得点データを知る立場だった。この間、義務教育課人事班の主幹だった06年10月ごろ、矢野哲郎(52)、妻かおる(50)両容疑者=贈賄容疑で再逮捕=から長女の採用をめぐり100万円相当の金券を、人事班の課長補佐だった07年8〜10月、浅利幾美被告(52)=贈賄罪で起訴=から長男と長女の採用をめぐり現金と商品券計400万円相当を受け取ったとされる。
 江藤参事は関係者に対し、教員の採用試験での口利きなど不正採用について、人事係に配属される以前から「うわさには聞いていた」としたうえで「配属後、上司から受験者の得点を操作するよう命じられた」「うわさは本当だったと知り、最初は驚いた」と話したという。
 上司の命令を断らなかった理由については「断れる雰囲気ではなかった」「断ると自分の出世にも影響すると思った」などと話しているという。

 こちらは産経新聞のWEBサイトの記事である。人数が具体的である。
4分の1が不正合格か 大分教員採用汚職事件 2008.7.7 17:30
 大分県の教員採用をめぐる汚職事件で、平成18年と19年の小学校教員採用試験に合格した計82人のうち少なくとも20人について、県教育委員会の義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄の疑いで再逮捕=らが試験の点数を水増しした疑いがあることが7日、関係者の話で分かった。県警は計5人を逮捕した2つの事例以外にも不正合格が複数あったとみて、関係者の事情聴取を進めている。
 関係者によると、18年の試験で当時県教委ナンバー2の教育審議監だった同県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=同容疑で逮捕=は、部下の江藤容疑者に約10人の受験者名を具体的に挙げて、合格させるよう得点のかさ上げを指示したという。19年には、合格依頼を受けた受験者の一覧表を江藤容疑者が作成。表には10人以上が記載されていたとされる。


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07月10日(木)
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